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【獣医師監修】犬用シャンプーおすすめ7選:低刺激で安心な人気商品は?

愛犬のシャンプー選びに悩んでいませんか?犬の皮膚は人間より薄くデリケートで、合わないシャンプーを使うとかゆみやフケ、皮膚トラブルの原因になることもあります。特に敏感肌のワンちゃんや子犬には、低刺激で安心な犬用シャンプーを選んであげたいですよね。

本記事では獣医師監修のもと、犬用シャンプーの選び方ポイントを専門家の視点で解説します。そして低刺激で安心して使えるおすすめの犬用シャンプー7選を厳選してご紹介します。皮膚の弱い子にも使える無添加シャンプーや人気ブランドの商品など、獣医師目線で特徴をまとめました。愛犬に合ったシャンプーを選んであげて、健やかな被毛と肌を保ち、楽しいバスタイムを過ごしましょう。

犬用シャンプーを選ぶポイント ~低刺激で安心な製品とは~

犬用シャンプーを選ぶ際には、愛犬の皮膚に負担をかけない低刺激性が何より大切です。人のシャンプーとは異なり、犬専用の製品を使うことでトラブルを予防できます。ここでは獣医師の視点から、シャンプー選びで注目すべきポイントを解説します。

  • 犬の皮膚に合った成分か: 犬の肌は人より弱く中性~弱アルカリ性に保たれています。アミノ酸系界面活性剤ベタイン系などマイルドな洗浄成分を含むシャンプーは低刺激でおすすめです。逆に洗浄力が強すぎる**硫酸系(ラウリル硫酸Naなど)**は刺激となるため避けましょう。
  • 無添加・天然由来のもの: 防腐剤・着色料・合成香料無添加など、人工添加物を極力省いたシャンプーは肌への負担が少なく安心です。ハーブエキスやアロエ、オートミールなど天然由来成分を含むものは保湿効果も期待できます。
  • 愛犬の肌質・年齢に合わせる: 子犬や皮膚の弱い犬には「低刺激」や「敏感肌用」と明記された製品を選びましょう。特に子犬用シャンプーは目に沁みにくく刺激が少ない処方になっています。また、フケ・かゆみがある場合は抗真菌・抗炎症成分を含む薬用シャンプーも検討します(※皮膚疾患がある場合は獣医師に相談)。
  • 香りの好みと有無: 人工香料が強すぎると犬に負担になることも。無香料天然アロマの香り程度のものなら犬も飼い主も快適です。匂いに敏感な子には無香料タイプ、シャンプー後の爽やかな香りを楽しみたい場合は天然精油配合のものがおすすめです。
  • 使用感やタイプ: シャンプー後の仕上がりも大事です。リンスインシャンプーなら時短になりますし、しっとり仕上がるものやサラサラ軽い仕上がりになるものなど製品によって特徴があります。長毛種で毛玉ができやすい子にはコンディショナー効果のあるタイプが便利です。

獣医師のアドバイス: 「人間用シャンプーの使用は厳禁!」

人用の製品は洗浄力が強く刺激が強いため、愛犬には必ず犬専用シャンプーを使用してください。犬の肌に合わない成分は皮膚バリアを壊し、かゆみや炎症の原因になります。大切な愛犬のために、成分表示をよく確認して低刺激なシャンプーを選んであげましょう。

低刺激で安心な犬用シャンプーおすすめ7選【獣医師が厳選】

それでは、上記のポイントを踏まえて獣医師がおすすめする低刺激で安心な犬用シャンプー7選をランキング形式で紹介します。いずれも敏感な肌のワンちゃんにも使いやすく、口コミでも評判の良い人気商品ばかりです。価格や容量、特徴を比較しながら、それぞれの商品の魅力とおすすめポイントを見ていきましょう。

おすすめ犬用シャンプー7選 比較一覧表

順位商品名
(ブランド)
容量参考価格
(税込)
おすすめ度主な特徴適用ケースメリットデメリット
1位ライオン ペットキレイ
低刺激シャンプー
子犬・子猫用
220ml約600円⭐⭐⭐⭐⭐・植物由来成分100%
・マリンコラーゲン配合
・弱酸性・無着色
・やさしいベビー石けんの香り
・子犬・子猫のシャンプーデビュー
・敏感肌の成犬・シニア犬
・初心者の飼い主さん
・匂いに敏感なワンちゃん
・大手メーカーの安心感
・手頃な価格
・入手しやすい
・皮膚トラブルが起きにくい
・容量が少なめ
・大型犬には割高
2位ペッツルート
せっけんシャンプー
200ml約2,000円⭐⭐⭐⭐⭐・無添加石けんベース
・シルクセリシン配合
・防腐剤・着色料・香料不使用
・犬猫兼用
・アレルギー体質のペット
・子犬・猫
・天然志向の飼い主さん
・犬猫多頭飼いのご家庭
・舐めても安全
・シンプルな成分設計
・必要な皮脂を残す
・猫にも使用可能
・価格がやや高め
・泡立ちが控えめ
3位アルジタル ミフィード
デリケート用シャンプー
250ml約3,600円⭐⭐⭐⭐⭐・シチリア産海泥配合
・オーガニック植物エキス
・ラウリル硫酸不使用
・ハーブ系の香り
・皮膚トラブルに悩む犬
・湿疹ができやすい犬
・オーガニック志向
・高品質重視の飼い主さん
・泥の吸着作用で清潔に
・植物成分で保湿
・プレミアム品質
・抗炎症ケア効果
・価格が高い
・輸入品で入手性△
・香りの好みが分かれる
4位A.P.D.C.
ティーツリーシャンプー
250ml約1,400円⭐⭐⭐⭐・天然エッセンシャルオイル配合
・抗菌・消臭作用
・海藻エキス・ヒアルロン酸配合
・爽やかなハーブの香り
・体臭が気になる犬
・脂っぽい肌質の犬種
・シニア犬の皮脂臭対策
・ハーブ香好きの飼い主さん
・洗浄力と消臭力のバランス◎
・毛並みがサラサラに
・天然の香り
・ロングセラーの実績
・精油アレルギーに注意
・香りが苦手な場合も
・やや刺激強め
5位アイリスオーヤマ
無添加リンスインシャンプー
600ml約800円⭐⭐⭐⭐・リンスインタイプ
・大容量でコスパ◎
・ハーブ成分配合
・犬猫兼用
・多頭飼いのご家庭
・大型犬
・頻繁にシャンプーする場合
・お手入れ初心者
・経済的
・時短でお手入れ完了
・入手しやすい
・被毛が軋みにくい
・個別ケアには不向き
・香りが残る場合
・濃度調整不可
6位ネイチャーエイド
低刺激シャンプー
475ml約3,000円⭐⭐⭐⭐⭐・オーガニックアロエベラ高配合
・中性pH調整
・毎日使用OK
・ほぼ無香料
・アトピー性皮膚炎の犬
・慢性的に皮膚が弱い犬
・頻繁な部分洗いが必要
・シニア犬のメンテナンス
・抗炎症・保湿効果
・毎日使える優しさ
・皮膚トラブル改善期待
・香りがほとんどない
・価格が高め
・泡立ちが控えめ
・取り扱い店舗限定
7位マルットペット
シャンプー(無香料)
400ml約3,300円⭐⭐⭐⭐⭐・天然由来成分100%
・完全無香料(0.00%)
・アミノ酸系界面活性剤のみ
・犬猫兼用
・香料に極度に敏感な犬
・慢性皮膚トラブルの犬
・子犬・子猫・シニア犬
・香り苦手の飼い主さん
・最低限の成分のみ
・香りが全く残らない
・ペット用品も洗える
・アレルギーリスク最小
・価格が最も高い
・泡立ち穏やか
・店頭入手困難

1. ライオン ペットキレイ 低刺激シャンプー 子犬・子猫用

  • 特徴: 大手メーカー・ライオン商事が発売する低刺激シャンプーです。洗浄成分の100%が植物由来でできており、デリケートな子犬・子猫のために開発された優しい処方になっています。皮膚を保護するマリンコラーゲンや保湿成分のソルビトール配合で、洗浄しながら皮膚と被毛の潤いもキープします。弱酸性・無着色で子犬の肌にも安心です。香りはほんのりベビーせっけんの香りで、シャンプー嫌いの子でも抵抗感が少ないやさしい匂いになっています。
  • おすすめ理由: 獣医師の視点: 初めてシャンプーする子犬にも自信を持って使える安全性が魅力です。植物生まれの低刺激処方なので、皮膚が弱いワンちゃんでもトラブルが起きにくいでしょう。大手メーカー製で入手しやすく価格も手頃なため、日常的に使いやすい点も高評価です。実際に「肌がカサカサしなくなった」「毛並みがふわふわに仕上がる」といった飼い主さんの口コミもあり、初心者にもおすすめできます。
  • 適しているケース: 子犬・子猫はもちろん、敏感肌の成犬やシニア犬にも適しています。初めてのシャンプーデビューや、皮膚がデリケートで刺激の少ない製品を探している飼い主さんにピッタリです。優しい石けんの香りで匂いに敏感なワンちゃんにも使いやすいでしょう。
  • 購入先情報: ホームセンターやペットショップ、通販サイト(Amazonや楽天市場など)で幅広く購入できます。手軽に入手できるので、なくなってもすぐ買い足せて安心です。

2. ペッツルート せっけんシャンプー

  • 特徴: 無添加処方にこだわったペッツルート社の石けんシャンプーです。合成界面活性剤を使用せず、**カリ石けん(石けん素地)**を主成分にした昔ながらのせっけん系シャンプーで、不要な添加物(防腐剤・着色料・香料)を含みません。**シルクセリシン(絹蛋白)**やローズ水など天然由来の保湿・美容成分を配合し、洗い上がりはしっとり滑らか。泡立ちも良く、汚れを優しく落としつつ被毛にハリとツヤを与えてくれます。無香料タイプなので匂いに敏感なワンちゃんでも安心です。
  • おすすめ理由: 石けんベースでシンプルな成分設計のため、舐めても安全とされており、顔周りや子犬・猫のシャンプーにも使いやすいです。獣医師から見ても、添加物による皮膚刺激リスクが少ない点は高評価できます。天然の石けん成分は必要な皮脂を残しつつ汚れを落とすため、洗い過ぎによる肌荒れが心配な子にも適しています。また猫ちゃんにも使えるので、犬猫多頭飼いのご家庭でシャンプーを一本化したい場合にも便利です。
  • 適しているケース: 子犬や猫、アレルギー体質のペットに向いています。肌に優しい無添加せっけんで洗いたい飼い主さん、人工的な香りが苦手な方、天然志向・オーガニック志向の方にもマッチします。皮膚トラブルに配慮してできるだけシンプルな成分のものを探しているケースにおすすめです。
  • 購入先: ペット用品専門店や大型ペットショップ、一部ホームセンターのペットコーナーなどで購入可能です。またAmazonや楽天市場などの通販サイトでも取り扱いがあります。

3. アルジタル ミフィード デリケート用シャンプー

  • 特徴: イタリア発のオーガニックコスメブランドアルジタル(ARGITAL)と日本のミフィード社が共同開発したデリケートスキン向け犬用シャンプーです。最大の特徴はシチリア島産の海泥(グリーンクレイ)を配合している点で、泥が皮膚の余分な皮脂や汚れを吸着しつつミネラル成分を補給します。さらにエキナセア根エキス(紫雑草)や小麦由来の保湿成分などオーガニック植物エキスを贅沢に配合し、敏感な皮膚を優しくケア。ラウリル硫酸などは不使用で、洗浄成分はヤシ由来の低刺激なものを使用しています。香りはラベンダーやローズマリー等による爽やかなハーブ系の香りです。
  • おすすめ理由: 敏感肌向けに開発されており、オーガニック志向の飼い主さんや皮膚トラブルに悩む愛犬にぜひ試していただきたい逸品です。獣医師から見ても、泥の吸着作用で皮膚を清潔に保ちつつ植物成分で保湿・抗炎症ケアできる点は理にかなっています。実際に「カイカイが減った」「毛並みがふんわり滑らかになった」との声もあり、品質の高さが伺えます。価格はやや高めですが、その価値に見合うプレミアムなシャンプーと言えるでしょう。
  • 適しているケース: 皮膚が弱く湿疹ができやすい犬、フケや痒みが出やすい犬に特におすすめです。化学成分より天然由来のケアをしたい場合や、安全性重視で高品質なシャンプーを探している飼い主さんに向いています。また香りも天然ハーブなので、強い人工的な香りが苦手な方にもマッチします。
  • 購入先: 輸入品のため、ペット用品を扱う**通販サイト(Amazon、楽天市場など)**での購入がメインになります。オーガニック製品を扱うショップや一部の動物病院・トリミングサロンでも取り寄せ可能な場合があります。

4. A.P.D.C. ティーツリーシャンプー

  • 特徴: A.P.D.C.(エーピーディーシー)はオーストラリア生まれのナチュラルペットケアブランドで、そのティーツリーシャンプーは日本でもロングセラーの人気商品です。抗菌・消臭作用で知られるティーツリーオイルをはじめ、ユーカリ、ラベンダー、ローズマリーなど数種類の天然エッセンシャルオイルを配合し、洗い上がりは爽やかなハーブの香りがほのかに残ります。刺激の強い成分は使わず、海藻由来のエキス(紅藻エキス)やヒアルロン酸Na配合でしっとりとした洗い上がり。泡立ちも良くふんわり柔らかな仕上がりになると好評です。
  • おすすめ理由: 自然派成分でありながら洗浄力と消臭力のバランスが良いのがこのシャンプーの魅力です。獣医師から見ても、皮膚殺菌効果のあるティーツリーオイル配合はニオイや皮膚の軽いトラブル対策に有用と考えられます。実際に「犬特有のニオイが軽減した」「毛並みがサラサラになった」といった口コミが多く、脂っぽい臭いが気になる子にも適しています。また合成香料ではなく天然の香りなので香りに敏感な犬にも比較的使いやすいでしょう。皮膚トラブルがない健康な子の普段使いにも◎。
  • 適しているケース: 体臭が気になりやすい犬、皮膚を清潔に保ちたい犬に向いています。例えば油っぽい肌質の犬種やシニア犬の皮脂臭対策にもおすすめです。またハーブの香りが好きな飼い主さんにも喜ばれるでしょう。低刺激処方なので日常のシャンプーとして幅広い犬種・年齢に使えますが、精油にアレルギーのある子には注意してください。
  • 購入先: ペットショップやトリミングサロンで広く取り扱いがあります。Amazonや楽天市場など通販サイトでも入手可能で、サイズ展開も250mlから業務用サイズまであるため用途に合わせて購入できます。

5. アイリスオーヤマ 無添加リンスインシャンプー

  • 特徴: 家電や生活用品でおなじみアイリスオーヤマが手がける犬猫兼用シャンプーです。リンスインタイプのためこれ1本でシャンプーとリンスの効果が得られ、すすぎ時間の短縮や被毛のしっとり感アップに役立ちます。無添加処方(着色料・パラベン・アルコール無添加)で低刺激に仕上げつつ、アロエベラ葉エキス、カミツレ(カモミール)エキス、ローズマリーエキスなどのハーブ成分を配合。皮膚の潤いを守りながら汚れを落とし、洗い上がりはマイルドなフローラルの香りがほのかに残ります。たっぷり使える600mlの大容量ボトルでコスパも良好です。
  • おすすめ理由: 大容量かつリーズナブルで、多頭飼いのご家庭やシャンプー使用量が多い方に特におすすめです。獣医師目線でも、無添加&ハーブ配合で低刺激性を確保しつつリンスインの利便性があるのは嬉しいポイントです。実際「洗い上がりの毛がふんわり柔らかい」「肌トラブルなく使えて経済的」と評判で、毎月のシャンプーでも家計に優しいのが魅力です。リンスを別で使わなくても被毛が軋みにくいため、シンプルなお手入れで済ませたい飼い主さんにも適しています。
  • 適しているケース: 大型犬や複数の犬を飼っている場合、頻繁にシャンプーする必要がある場合に向いています。例えばアウトドアで遊ぶ機会が多く汚れやすい犬や、換毛期にしっかり洗いたい時などに活躍します。またシャンプー時間を短くしたい方や、お手入れ初心者でリンスまで手が回らないという飼い主さんにもピッタリです。低刺激なので子犬や猫にも使用できます。
  • 購入先: 全国のホームセンターやペットショップ、ドラッグストアなどで手軽に入手できます。もちろんAmazonや楽天市場など通販サイトでも販売しており、詰め替え用パックも展開されているので経済的に続けやすいです。

6. ネイチャーエイド 低刺激シャンプー

  • 特徴: 大阪の老舗ペットショップ「帝塚山ハウンドカム」が扱うネイチャーエイドシリーズの低刺激シャンプーです。敏感肌・アレルギー肌のワンちゃん向けに開発されており、肌をなだめる成分としてオーガニックアロエベラジェルを高配合しています。洗浄剤にはヤシ由来の低刺激な成分を使用し、シリコン・パラベンなど不要な添加物は不使用。皮膚へのやさしさを追求したシンプルな処方です。pHバランスも犬の肌に合わせ中性に調整されているため刺激が少なく、毎日シャンプーしても負担になりにくいとされています。ハーブベースで作られていますが香りはごくマイルドで、ほぼ無香料に近い自然な香りです。
  • おすすめ理由: アレルギーや皮膚炎で悩む子のために獣医師が推奨しやすい処方です。アロエベラによる抗炎症・保湿効果で、洗浄しながら肌のコンディションを整えます。実際に「赤みが引いた」「痒がる仕草が減った」など、肌トラブルを抱える愛犬への効果を実感する声があります。毎日使ってもOKと言えるほど低刺激なので、部分洗いや頻繁なシャンプーが必要な犬種(例: 皮脂分泌の多い犬種や皮膚疾患のある子)にも安心です。獣医師としても、こうした低刺激シャンプーでこまめに洗うことで皮膚を清潔に保つのは皮膚トラブル改善に有効な場合があると考えます。
  • 適しているケース: アトピー性皮膚炎やアレルギー持ちの犬、慢性的に皮膚が弱い犬に特に適しています。また、シャンプーで痒がりやすい子や、皮膚トラブル予防のために普段から刺激を減らしたい場合にも良いでしょう。薬用シャンプーほど強くないので、普段のメンテナンス用として皮膚を優しく洗いたいシニア犬にもおすすめです。
  • 購入先: 帝塚山ハウンドカムの公式オンラインショップのほか、楽天市場やAmazonなど通販サイトで購入できます。ペットの皮膚ケアに力を入れている一部動物病院やトリミングサロンでも取り扱いがある場合があります。

7. マルットペット シャンプー(無香料)

  • 特徴: マルットペットシャンプーはビューティ・ハーモニィー社が開発した完全無添加・無香料の低刺激シャンプーです。天然由来成分100%にこだわり、「最低限の成分だけ」で作られているのが最大の特徴です。香料や着色料は一切使わず、界面活性剤もアミノ酸系のみを使用することで、デリケートな肌に不要な負担を与えません。液性は犬猫に適した中性に調整されており、犬・猫どちらにも使用可能。泡立ちは穏やかですが、洗浄成分自体の品質が高く汚れはしっかり落とします。シャンプー後に香りが残らないため、香りに敏感なペットにもぴったりです。
  • おすすめ理由: 獣医師の視点: 香料0.00%という徹底ぶりは、嗅覚の鋭いペットへの配慮として非常に好ましいです。皮膚の弱い動物には香料や防腐剤すら刺激になることがあるので、このシャンプーのシンプルさは安心感があります。実際「皮膚が赤くならなくなった」「愛犬がシャンプーの匂いを嫌がらなくなった」という声もあり、敏感な子への効果を実感できます。ペットの体だけでなくペット用ベッドやタオルまで洗えると謳われており、それだけ低刺激で万能に使える洗浄剤と言えます。肌トラブルでお悩みの飼い主さんにぜひ試して欲しい逸品です。
  • 適しているケース: 香料や添加物に極度に敏感な犬、慢性的な皮膚トラブルに悩む犬に最適です。例えばシャンプーの度に発疹が出てしまうような子や、アレルギー検査で複数の成分に陽性が出ている子にはベストな選択肢でしょう。また子犬・子猫、シニア犬など皮膚バリアが弱い子、強い香りが苦手な飼い主さんにも向いています。猫ちゃんと共有できるので多頭飼育にも便利です。
  • 購入先: ビューティ・ハーモニィーの公式通販サイトやAmazon、楽天市場などオンラインショップで購入できます。店頭ではまだ取り扱いが少ないため、ネット通販を利用すると入手しやすいでしょう。

犬用シャンプーに関するよくある質問

Q1. 人間用のシャンプーを犬に使っても大丈夫?

A: 基本的に人間用シャンプーを犬に使うことはおすすめできません。人のシャンプーは人間の皮膚(弱酸性・厚みがある)に合わせて作られており、犬には洗浄力や刺激が強すぎます。犬の皮膚は人より薄く中性に近い性質のため、人用製品を使うと必要な皮脂まで奪われてしまい、皮膚の乾燥や炎症、かゆみの原因になる恐れがあります。また香料や防腐剤など犬に刺激となる成分も含まれていることが多いです。もしシャンプーが手元になく緊急で汚れを落としたい場合でも、人間のボディソープや石鹸で代用するのは避けましょう。どうしてもの場合はぬるま湯ですすぎ洗いする程度に留め、後日犬用シャンプーできちんと洗ってあげてください。愛犬の肌の健康を守るためにも、必ず犬専用のシャンプーを使用するようにしましょう。

Q2. 犬のシャンプーはどれくらいの頻度ですれば良いですか?

A: シャンプーの頻度は犬種や生活環境、皮膚の状態によって異なりますが、一般的には月に1~2回程度が目安とされています。室内飼いであまり汚れない犬であれば月1回でも十分ですし、活発に屋外で遊ぶ犬や皮脂分泌の多い犬種(例: シュナウザー、シーズーなど)は月2回程度シャンプーすると清潔を保てます。

注意したいのは洗いすぎによる弊害です。頻繁にシャンプーしすぎると皮膚の必要な皮脂まで落としてしまい、かえって乾燥やフケ・かゆみを招くことがあります。特に刺激の強いシャンプーで短期間に何度も洗うのは避けましょう。低刺激シャンプーであっても、基本は汚れや臭いが気になった時に洗うくらいで十分です。

普段はブラッシングや蒸しタオルでの拭き取りなどで清潔を保ち、臭いやベタつきが出てきたらシャンプーするという方法でも構いません。ただし、獣医師から皮膚疾患治療のため指示があった場合(薬用シャンプーで週数回洗浄など)はその指示に従ってください。

Q3. 子犬はいつからシャンプーしてもいいの?

A: 子犬のシャンプーデビューは生後約2ヶ月頃からが目安です。生後すぐの子犬は体温調節が未熟で免疫力も低いため、基本的にシャンプーは避けます。生後8週(2ヶ月)以降になり、初回のワクチン接種が終わって健康状態が安定していれば、徐々にシャンプーに慣らしていって良いでしょう。もちろん最初は子犬用に作られた低刺激シャンプーを使用してください。子犬用は目に入ってもしみにくく、安全性の高い成分で作られているため安心です。

初めてシャンプーする際は子犬が怖がらないよう、手早く優しく行うことが大切です。お湯の温度は人肌程度(38℃前後)にして、シャワーの音や水圧にも注意します。シャンプー後はしっかりタオルドライし、季節によってはドライヤーで冷えないよう乾かしましょう。もし子犬がシャンプーを嫌がる場合は無理せず、濡れタオルで拭くだけに留め、数日おいてから再チャレンジするなど段階的に慣らしてください。子犬の体調が悪い時やワクチンプログラム完了前は無理にシャンプーする必要はありません。

まとめ ~愛犬に合ったシャンプーで楽しいバスタイムを

愛犬の皮膚と被毛を健康に保つには、その子に合った低刺激シャンプーを選んであげることが大切です。今回ご紹介した7つのおすすめ商品は、いずれも獣医師の観点から安心して使える特徴を備えています。ただ、ワンちゃんによって肌質や好みは様々です。ぜひ愛犬の様子を観察しながら、ベストな一本を見つけてあげてください。シャンプー中は優しく声をかけ、終わったらしっかり褒めてあげることで、バスタイムが楽しいスキンシップの時間になりますよ。

デリケートな皮膚トラブルがある場合は無理をせず、シャンプー剤選びも含めてかかりつけ獣医師に相談すると安心です。正しいお手入れで愛犬の清潔と健やかな被毛をキープし、スキンシップを兼ねたシャンプータイムをぜひ楽しんでくださいね。

  • この記事を書いた人
院長

院長

国公立獣医大学卒業→→都内1.5次診療へ勤務→動物病院の院長。臨床10年目の獣医師。 犬と猫の予防医療〜高度医療まで日々様々な診察を行っている。

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