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【獣医師監修】犬用おやつおすすめ10選:安全で愛犬が喜ぶ人気おやつを紹介

大切な愛犬には、安全で美味しいおやつをあげたいですよね。とはいえ市販のおやつは種類が豊富で、「どれが安全なの?」「どのおやつが犬は喜ぶ?」と迷う飼い主さんも多いでしょう。

この記事では現役獣医師の視点から、犬用おやつの選び方おすすめ商品10選を詳しく解説します。無添加や栄養面に配慮した安心のおやつばかりですので、ぜひ愛犬にぴったりの一品を見つける参考にしてください。

犬用おやつの選び方:安全に配慮した5つのポイント

犬のおやつを選ぶ際は、愛犬の健康を第一に考えたいものです。以下に安全で愛犬も喜ぶおやつを選ぶポイントをまとめました。

  • 原材料・添加物をチェックする: 人間が口にできるレベルの高品質な原材料を使用し、合成保存料や着色料など余計な添加物が入っていないものを選びましょう。特に「無添加」「オーガニック」「自然素材100%」と明記されたおやつは安心です。
  • おやつの種類と目的を考える: おやつを与える目的に応じて適した種類を選びましょう。例えば、しつけのご褒美には小さくて低カロリーなトリーツ、デンタルケアにはよく噛んで歯垢を落とせるガムやハードタイプ、留守番時の暇つぶしには長持ちするハードチュースティックなど、それぞれ使い分けるのがおすすめです。
  • 愛犬の年齢・体調に合わせる: 子犬には柔らかく消化しやすいもの、シニア犬には歯や内臓に優しいソフトタイプなど、愛犬の年齢や健康状態も考慮しましょう。アレルギー持ちの犬なら原材料を限定したおやつ(単一タンパク源のジャーキーなど)を選ぶと安心です。
  • カロリー・量に注意する: おやつは与えすぎ厳禁です。目安として1日の総カロリーの10%以内におやつ量を抑えると良いとされています。肥満予防のためにもカロリー表示を確認し、適量を守りましょう。またパッケージに給与量の目安が記載されている場合は必ず従ってください。
  • 信頼できるメーカーを選ぶ: 原産国やメーカーの情報もチェックポイントです。品質管理が徹底された国産のおやつや、獣医師・専門家が監修しているブランドの商品は安心感があります。過去にリコールのない実績あるメーカーだとなお良いでしょう。

こうしたポイントを踏まえて、安全で健康的なおやつを選んであげれば、飼い主さんも安心して愛犬におやつを与えられます。

獣医師おすすめ!安全で愛犬が喜ぶ犬用おやつ10選

それでは、上記の選び方のポイントを満たす安心・人気の犬用おやつ10商品を獣医師の視点でご紹介します。素材や嗜好性、口コミ評価などを総合的に見て厳選しましたので、ぜひ比較検討してみてください。

まずは一覧表で今回おすすめするおやつの主な特徴をまとめます。

🐕 獣医師おすすめ!安全で愛犬が喜ぶ犬用おやつ10選 比較表

順位商品名
(ブランド)
主な素材・特徴内容量参考価格
(税込)
おすすめ度安全性嗜好性適用年齢主なメリット注意点
1位ペティオ 素材そのまま
さつまいも とろけるペースト
さつまいも100%
ペースト状
180g
(18本)
約562円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・無添加で安心
・食物繊維豊富
・歯が弱い子でもOK
・個包装で便利
・容量少なめ
・開封後要冷蔵
2位ワオーノ!国産 無添加
デンタルスティック
牛皮+タピオカ
ハードガム
50本約1,000円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐成犬~・デンタルケア効果
・完全無添加
・国産品質
・コスパ良好
・硬めの食感
・小型犬は要注意
3位ドットわん
フリーズドライチーズキューブ
国産チーズ
フリーズドライ
140g約2,975円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・嗜好性抜群
・高タンパク・高カルシウム
・トレーニング用に◎
・サクサク食感
・価格が高め
・塩分・脂肪注意
・与えすぎ禁物
4位帝塚山ハウンドカム
なた豆ライスガムソフト
牛皮+米+なた豆
デンタルガム
15本約1,780円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・ソフトで噛みやすい
・口腔ケア効果
・ヒューマングレード
・穀物アレルギー対応
・価格やや高め
・大型犬には小さい
5位ペティオ 素材そのまま
さつまいもスティック
さつまいも100%
スティック状
300g約499円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・単一食材で安心
・低脂肪・ヘルシー
・食物繊維豊富
・コスパ抜群
・やや地味な味
・硬めの食感
6位Laki やきいも
キューブ
さつまいも+チーズ
小粒キューブ
65g約770円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・小粒でトレーニング用に◎
・無添加・国産
・持ち運び便利
・手が汚れにくい
・容量少なめ
・価格やや高め
7位Laki 鹿肉
キューブ
鹿肉100%
小粒キューブ
30g約880円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・低アレルゲン食材
・高タンパク・低脂肪
・アレルギー対応
・栄養価高い
・価格が高い
・容量が少ない
・匂い控えめ
8位健康いぬ生活
馬肉ヘルシージャーキー
馬肉100%
ソフトジャーキー
120g
(40g×3袋)
約2,980円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐成犬~・超低脂肪・高タンパク
・低アレルゲン
・ダイエット中でもOK
・栄養価抜群
・価格が高い
・入手性やや△
・匂い控えめ
9位リバードリパブリック
無添加ピュア いぬぴゅーれ
鶏・牛・野菜・魚
ピューレ
16本
(4種×4本)
約1,080円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・4種類お試し可能
・水分補給にも◎
・投薬補助に使える
・超小型犬・老犬に◎
・保存期間短い
・こぼれやすい
・依存性注意
10位ペティオ Meaty
無添加ササミ
鶏ササミ主体
柔らかスティック
10本×3
パック
約1,303円⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐全年齢・定番の鶏ササミ味
・嗜好性抜群
・個包装で便利
・柔らかくて安全
・美味しすぎて欲しがる
・与えすぎ注意
・やや添加物有

では、各商品の特徴やおすすめポイントを順に見ていきましょう。

1位 ペティオ(Petio) 素材そのまま さつまいも とろけるペースト

特徴: さつまいもを主原料としたペースト状のおやつです。原材料はさつまいも100%(添加物・着色料不使用)で作られており、素材本来の甘みを活かしています。スティック状の小分けパックに入った柔らかなペーストで、そのまま与えるのはもちろん温めたり冷凍したりといったアレンジも可能。さつまいも由来の食物繊維やビタミンC・Eが豊富に含まれており、おやつでありながら栄養補給もできる優れものです。

おすすめ理由(獣医師の視点): 低脂肪でお腹に優しいさつまいもは、獣医師から見ても犬のおやつに適した食材です。蒸してペースト化することで糖度が増し嗜好性が高いため、食欲の落ちた犬やシニア犬でも食べやすいでしょう。また生後3ヶ月以上であれば子犬からシニア犬まで全年齢に対応しており、歯が弱い子や固形物が苦手な子にも与えやすい点が魅力です。個包装になっているため量の調節がしやすく、与えすぎ防止にも役立ちます。

適しているケース: 硬いおやつが苦手な犬や子犬・シニア犬、歯周病予防で歯磨きが難しい子へのご褒美おやつに最適です。また暑い時期には凍らせてシャーベット状にすると、水分補給を兼ねたひんやりおやつとして喜ばれます。食事のトッピングとして少量加え、食欲増進に使うこともできます。

購入先: ペティオの製品はペットショップやホームセンターで広く取り扱いがあります。このさつまいもペーストもAmazonや楽天市場などの通販で手軽に入手可能です。

2位 ワオーノ!(Wowono!) 国産 無添加 デンタルスティック

特徴: 国産の牛皮とタピオカでん粉のみを使用したシンプルな歯磨きガムです。着色料・保存料無添加にこだわり、素材本来の風味だけで仕上げられています。じっくり乾燥させて作られているため適度な硬さがあり、噛むことで歯垢除去と顎のトレーニングが期待できます。小型犬でも噛みやすい細めのスティック形状で、1本あたりのサイズは程よく与えやすい長さです。

おすすめ理由(獣医師の視点): デンタルケアは健康維持に重要ですが、歯磨きが苦手な犬には噛むおやつが助けになります。本商品は牛皮+タピオカのみの無添加ガムなので、添加物に敏感な子にも安心して与えられます。国内生産で品質管理がしっかりしている点も信頼できるポイントです。硬すぎず適度な弾力のため歯を痛めにくく、噛むほどに唾液が出て口腔内を洗浄する効果も期待できます。

適しているケース: 歯磨き代わりにおやつを活用したい飼い主さんや、口臭・歯石が気になる愛犬に向いています。原材料が限られているため、他のおやつで下痢しやすい敏感なお腹の子にも試しやすいでしょう。小型~中型犬向けですが、一本を小さく切れば超小型犬でもOKです。

購入先: Wowono!(ワオーノ!)の商品はまだ店舗では珍しいため、Amazonや公式オンラインショップでの購入がおすすめです。楽天市場やYahoo!ショッピングでも取り扱いがあります。

3位 ドットわん フリーズドライチーズキューブ

特徴: 国産のプロセスチーズとニュージーランド・オーストラリア産ナチュラルチーズをブレンドし、特許製法のフリーズドライでサクサク食感に仕上げたチーズのおやつです。サイコロ状の小さなキューブになっており、手で簡単に砕ける軽い食感が特徴。チーズ本来の濃厚な香りとクリーミーな味わいがぎゅっと凝縮されていて、嗜好性は抜群です。高タンパク・高カルシウムながら一粒が小さいためカロリー過多になりにくく、おやつとして与えやすいサイズ感です。

おすすめ理由(獣医師の視点): チーズは犬にとって魅力的な食材ですが、塩分や脂肪が高いため大量には与えられません。この商品はフリーズドライ製法で素材の栄養と風味を活かしつつ、一粒のサイズが小さいためご褒美に少量ずつ与えるのに最適です。硬すぎず口溶けの良い食感なので、噛む力が弱い子やシニア犬でも安心。また乳製品由来のカルシウム補給にも役立つため、成長期の子犬や骨の弱りが気になる高齢犬にも嬉しいおやつです。

適しているケース: トレーニングのご褒美やしつけ用途にぴったりです。香りが強く食いつきが良いので、集中力が続かない犬でもこのおやつを見せるとモチベーションが上がるという声も。砕けやすいのでフードにふりかけて食欲増進に使ったり、水でふやかしてペースト状にすれば離乳期の子犬にも与えられます。ただしチーズ由来の脂肪分もあるため与えすぎには注意しましょう。

購入先: ドットわんの商品はペットフード専門店や量販店での取り扱いがあります。公式通販サイトのほか、Amazonや楽天市場でも購入可能です。

4位 帝塚山ハウンドカム なた豆ライスガムソフト

特徴: 大阪・帝塚山のペットショップ発のオリジナルおやつで、牛皮に米粉やなた豆(刀豆)、ヤギミルク、オリゴ糖などを配合したユニークなデンタルガムです。原料の牛皮を一度粉砕して再成形し、サクサクと噛めるソフトな食感に仕上げているのが特徴。通常のハードガムより柔らかめなので子犬やシニア犬でも噛み砕きやすく、それでいてしっかり噛む満足感は得られます。なた豆はデンタルケア効果が期待される食材で、噛むことでストレス解消にもつながるおやつです。

おすすめ理由(獣医師の視点): 硬いガムは歯が欠けるリスクがありますが、本商品は硬すぎないデンタルガムとして安心して薦められます。国産の安全な原料(ヒューマングレードのなた豆等)を使用しており、嗜好性を高めるヤギミルク配合で犬の食いつきも良好です。小麦やトウモロコシなどは使っていないため穀物アレルギーの犬にも比較的安心。しっかり噛むことで歯垢除去を促しつつ、オリゴ糖が腸内環境にも配慮しているなど、総合的に健康をサポートする工夫がされています。

適しているケース: 歯や顎が弱いシニア犬や幼犬で、通常の硬いガムだと不安がある場合に試してほしい商品です。また室内飼いで運動不足気味の犬に、噛むことでストレス発散とカロリー消費をさせたいときにも役立ちます。長さがある程度あり噛み応えもあるので、留守番時の気晴らしおやつとして与えるのも良いでしょう。

購入先: 帝塚山ハウンドカムの商品は、同店の公式オンラインショップやAmazon等で購入可能です。店舗は大阪にありますが、通販利用で全国から入手できます。

5位 ペティオ(Petio) 素材そのまま さつまいもスティック

特徴: ペティオの「素材そのまま」シリーズからもう一つ、さつまいも100%で作られたスティックタイプのおやつです。こちらはペースト状ではなく、さつまいもをスティック状に成形し乾燥させた素朴なおやつ。添加物や糖分は一切加えておらず、さつまいもの自然な甘みと香りがそのまま楽しめます。適度な噛み応えがありますが硬すぎず、ホクホクとした食感で噛み砕けるので、小型犬から大型犬まで幅広い犬種に与えやすいのもポイントです。

おすすめ理由(獣医師の視点): 単一食材おやつの良さは、アレルギーや消化の不安が少ない点です。さつまいもだけで作られたこのスティックは、胃腸の弱い子でも比較的安心して与えられます。食物繊維が豊富なので便通のサポートにもなり、低脂肪でヘルシーなため肥満気味の子のおやつにも適しています。また噛み砕いて食べることで適度な満腹感も得られるため、ご飯の合間につい欲しがる子のカミカミおやつとして重宝します。

適しているケース: 体重管理中の犬やダイエットが必要な犬のおやつにおすすめです。噛むのが好きだけど高カロリーなおやつは避けたい場合、さつまいもスティックは満足度が高く安心して与えられます。素材そのままのため人工的な匂いが少なく部屋が汚れにくいのも、室内で与えるおやつとして嬉しいポイントです。なお幼犬や飲み込み癖のある子には、あらかじめ小さく折って与えると喉に詰まらず安心です。

購入先: ペティオ製品なので、こちらも全国のペットショップやスーパーのペット用品コーナーで見かけます。通販ではAmazonや楽天市場で手軽に注文できます。

6位 Laki(ラキ) やきいもキューブ

特徴: 国産ブランドLaki(ラキ)のおやつで、手作りの焼き芋キューブです。さつまいもを一度皮ごと焼き上げて甘みを引き出し、小さな立方体にカットして乾燥させたもの。保存料や酸化防止剤などは使用せず、素材と製法にこだわった無添加おやつです。一粒が1~2cm程度と小さいため、トレーニングのご褒美や小型犬のおやつにちょうど良いサイズ。チーズが少量含まれており、風味付けとカルシウム補給にもなっています。

おすすめ理由(獣医師の視点): 焼き芋は食物繊維と優しい甘みで犬も大好きな定番おやつですが、こちらは小粒にして乾燥させてあるため持ち運びや保存がしやすいのが利点です。トレーニング中にポケットから出しても手が汚れにくく、匂いも強すぎないので使いやすいでしょう。完全無添加・国産素材のみという点は安全性が高く、お腹の調子を整えたい時のおやつとしても適しています。チーズ入りですが微量なためカロリー過多の心配も少なく、複数粒あげても安心感があります。

適しているケース: しつけやドッグスポーツのトレーニングで頻繁におやつを与える場面に最適です。小粒なので与える回数が多くてもカロリーをコントロールしやすく、犬も飽きにくいでしょう。また子犬のトイレトレーニングなど短時間に繰り返しご褒美を与えたい場合にも向いています。自然な甘みで嗜好性が高い反面、匂いが手に付きにくいので外出先での携帯おやつとしても重宝します。

購入先: Lakiの商品はインターネットでの販売が中心です。Amazonや楽天市場で購入でき、公式サイトでも詳細情報を確認できます。

7位 Laki(ラキ) 鹿肉キューブ

特徴: 同じくLakiより、国産の鹿肉を使用したフリーズドライのキューブ状おやつです。高タンパクで低脂肪、さらにアレルギーになりにくいとされる鹿肉だけを原料に、一度ミンチにしたものを小さな立方体に再成形して乾燥させています。無添加・無着色で素材の旨味が凝縮されており、噛むとほろっと崩れる独特の食感。鉄分や亜鉛などのミネラルも豊富で、栄養価の高さも魅力です。匂いは控えめですがしっかり肉の風味が感じられ、肉好きな犬にはたまらない一品でしょう。

おすすめ理由(獣医師の視点): シカ肉は食物アレルギーの子でも比較的反応が出にくいエキゾチックタンパク源です。鶏肉や牛肉でアレルギー症状が出てしまう犬には、鹿肉のおやつは貴重な選択肢になります。本商品は鹿肉以外の余計な原料を一切含まないシンプルな無添加おやつのため、アレルギー対策として獣医師も推奨しやすいです。またフリーズドライ製法で栄養が損なわれにくく、生肉に近い美味しさが楽しめる点も◎。硬すぎずサクッと噛めるので、小型犬やシニア犬でも無理なく食べられます。

適しているケース: 食物アレルギーでおやつ選びに苦労している犬や、ダイエット中でも高タンパクなおやつを与えたい犬にぴったりです。低脂肪・低カロリーなので、肥満気味の子のヘルシーおやつとしても使えます。噛みごたえがありつつ砕けやすいので、子犬の歯の生え変わり期のおやつにも良いでしょう。少量で栄養が取れるため、体力回復が必要な病後のご褒美としても適しています。

購入先: こちらもLaki製品ですので、主に**通販サイト(Amazon、楽天など)**で購入可能です。Amazonでは定期便の設定もあり、切らさずに利用したい場合に便利です。

8位 健康いぬ生活 馬肉ヘルシージャーキー

特徴: ペット栄養管理士監修のフードを展開する「健康いぬ生活」から、良質な馬肉だけで作られた無添加ジャーキーです。原料の馬肉は人用の馬刺しにも使われる新鮮なものを厳選し、スライスしたものを低温乾燥させて仕上げています。つなぎの小麦粉や保存料などは一切不使用で、パリッと薄めのソフトジャーキー状になっています。馬肉は高タンパクかつ低脂肪で、鉄分やグリコーゲンも豊富。噛めば噛むほど肉の旨味が味わえる贅沢なおやつです。

おすすめ理由(獣医師の視点): 馬肉は犬にとって消化が良く低アレルゲンな優秀タンパク源です。脂肪分が牛・豚に比べ極めて少ないため、肥満や膵炎が心配な犬でも比較的安心して摂取できます。本商品は馬肉100%で作られており、他の原料が入っていない分アレルギーリスクを最小限に抑えられます。無添加で日本国内の工場生産という安全性も高く、獣医師としても信頼しておすすめできます。適度な噛み応えがあり、薄切りなので小型犬でも口に入れやすいため、おやつタイムに噛む満足感と栄養補給を同時に与えられるでしょう。

適しているケース: 体重管理中の成犬や、筋肉を維持したい高齢犬のおやつに最適です。脂肪分が少ないのでダイエット中のおやつに悩む飼い主さんにも喜ばれています。またアレルギーで一般的なチキンやビーフのおやつを避けている場合の代替品としても重宝します。ソフトタイプで歯切れが良いため、固いものが苦手な犬にも向いています。大判のまま与えても良いですが、手でちぎって小さく与えれば小型犬や子犬にも調整可能です。

購入先: 健康いぬ生活の公式通販サイトで購入できます。Amazonや楽天市場の公式ショップでも取り扱いがあり、まとめ買いや定期購入も可能です。

9位 リバードリパブリック 無添加ピュア いぬぴゅーれ トライアルセット

特徴: 様々な味を試せる犬用ピューレおやつの4種アソートセットです。鶏ささみ、牛もも肉、緑黄色野菜ミックス、海鮮ミックスしらす入りの4種類のピューレが各4本ずつ入っています。素材は主原料(肉や魚・野菜)と国産玄米粉のみで作られており、増粘剤や保存料などは無添加。いわゆるチューブタイプのおやつで、そのまま舐めさせたりフードにかけたりと用途はいろいろです。水分量が多く飲み込みやすいので水分補給代わりにもなり、低カロリーでヘルシーなおやつとして注目されています。

おすすめ理由(獣医師の視点): チューブ入りのおやつは愛犬とスキンシップを取りながら与えられる点が魅力です。手から直接舐めさせることで絆も深まりますし、投薬時に薬を混ぜて与えるなどの応用もできます。この「いぬぴゅーれ」は余計な添加物が一切入っておらず、素材の味だけなので安心感が違います。4つの味がセットになっているため好みのフレーバーを探せるのも嬉しいですね。栄養面でも玄米由来のビタミンや食物繊維が補え、食欲が落ちた犬やシニア犬の栄養補給にも役立ちます。

適しているケース: 食欲のない時や水分補給を促したい時に特におすすめです。流動食に近い感覚で摂れるため、病中病後の子や暑い夏場でご飯を残しがちな子にも喜ばれます。また固形のおやつだと喉を詰まらせそうな超小型犬や、歯が抜けてしまった老犬にもピッタリです。4種類の味があるので好き嫌いのあるワンちゃんでもどれかお気に入りが見つかるでしょう。まずはこのトライアルセットで試し、気に入った味があれば単一味のパック商品も販売されています。

購入先: リバードリパブリックの商品は、公式サイトおよびAmazonや楽天市場など主要通販サイトで購入可能です。トライアルセットは数量限定の場合もあるため、在庫があるうちに注文すると良いでしょう。

10位 ペティオ(Petio) Meaty 無添加ササミ 10本×3パック

特徴: ペティオの「Meaty(ミーティー)」シリーズから、無添加の鶏ササミスティックです。1本ずつ個包装されたソフトなスティック状おやつが3パック入っており、合計30本セットになっています。主原料は鶏ささみで、タンパク加水分解物やでんぷん類、寒天などを加えて成形。見た目はピューレを固めたような柔らかスティックで、手でちぎれるほどの弾力です。保存料・着色料は使用しておらず、鶏肉本来の香りと旨味で仕上げられているためどんなワンちゃんも好きな定番の味でしょう。

おすすめ理由(獣医師の視点): 鶏のササミは低脂肪高タンパクで、多くの犬が好む鉄板食材です。無添加で作られた本商品は嗜好性が極めて高く、**「おやつ難民」**と言われる好き嫌いの激しい犬でも喜んで食べることが期待できます。柔らかいスティックなので歯の弱い子や小型犬でも噛み切りやすく、丸のみしても喉に詰まりにくい安心設計です。獣医師から見ても、食欲が落ちている犬にまず試してもらいやすいおやつと言えます。また小分け包装なので鮮度を保ちやすく、与えすぎ防止にも有用です。

適しているケース: 好き嫌いが多い偏食気味の犬や、シニア犬・子犬のおやつ入門にぴったりです。初めてのおやつ選びで迷ったらとりあえずササミ系を選べ、と言われるほど定番なので失敗しにくいでしょう。与える際はスティックを小さくちぎってあげればトレーニング用にも使えますし、そのまま一本与えてデンタルガム代わりに軽く噛ませることもできます。ただし美味しすぎて欲しがる子も多いので、与えすぎには注意してくださいね。

購入先: ペティオの一般流通商品ですので、ホームセンターやペットショップで簡単に手に入ります。通販でもAmazonやYahoo!ショッピングでまとめ買いできます。

犬用おやつに関するよくある質問と注意点

最後に、犬のおやつを与える際のよくある疑問や注意点について、獣医師がQ&A形式でお答えします。適切なおやつの与え方を知って、愛犬とのおやつタイムをより安全に楽しみましょう。

Q1. おやつは1日にどれくらいまで与えて良いですか?

一般的な目安として、1日の必要カロリーの10%以内におさめるのが理想です。例えば1日300kcalが必要な犬なら、おやつは30kcal程度までにします。ただし運動量が多い犬や成長期の子犬ではもう少し多め(最大20%程度)でも許容される場合があります。基本は総合栄養食のフードで栄養を満たし、おやつはあくまで補助と考えましょう。また与える頻度も1日2~3回までに留め、だらだら与え続けないことが大切です。

獣医師のアドバイス: おやつのあげすぎは肥満や栄養バランスの偏りにつながります。特に小型犬は少量でもカロリー過多になりがちなので注意しましょう。おやつを与えた日は、その分ご飯を少し減らすなど調整すると良いですよ。

Q2. 子犬にはいつからおやつをあげてもいいですか?

生後2~3ヶ月を過ぎ、離乳が完了した子犬であればおやつをあげ始めてもOKです。ただし最初は子犬用に設計された柔らかいおやつや、主食のドライフードを数粒だけご褒美に与える程度から始めましょう。幼い頃は消化器官が未発達なので、与える量もごく少量に留めます。子犬のしつけ(トイレトレーニング等)にはおやつが有効ですが、与えすぎると主食の食事が進まなくなるため1日に数回・数粒までに制限してください。また3ヶ月未満の子犬には基本的におやつは不要で、まずは総合栄養食で十分な栄養を取らせることが優先です。

Q3. シニア犬や歯が弱い犬にはどんなおやつがおすすめですか?

シニア犬には柔らかくて飲み込みやすいおやつがおすすめです。例えば上記ランキングでも紹介したペースト状のおやつや、柔らかいササミスティック、フリーズドライでサクッと噛めるおやつなどが良いでしょう。歯が弱い子にはガムや硬いボーンタイプは避け、ビスケット系でも砕けやすいものを選びます。また喉に詰まらせないよう、小さめにちぎって与える配慮もしてください。シニア期は腎臓や肝臓の負担を考え、塩分の多いチーズ系や高脂肪なおやつは控えめにし、低脂肪・低塩分のおやつを選ぶと安心です。

Q4. 人の食べ物をおやつにしても大丈夫ですか?

基本的に人間用に味付けされた食品はNGです。塩分や糖分、香辛料が犬には過剰になるため、たとえ犬が欲しがっても与えないでください。特にチョコレート、ネギ類(玉ねぎ・長ねぎなど)、ブドウ・レーズン、アボカド、キシリトール甘味料などは犬にとって有毒となる食べ物なので厳禁です。一方で、無塩の茹でたササミやゆで野菜(にんじん・かぼちゃ・さつまいも等)といった素材そのままのシンプルな調理食品であれば、少量をおやつ代わりにすることは可能です。ただし与えすぎや偏りには注意し、あくまで一時的な代用品として考えましょう。市販の犬用おやつは栄養バランスも配慮され安全性も検査されていますので、基本は専用のおやつを活用することをおすすめします。

Q5. おやつを与えるタイミングや方法で気を付けることはありますか?

タイミング: おやつはトレーニングのご褒美やコミュニケーションの手段として、犬が良い行動をした直後に与えるのが効果的です。反対に、食事の直前に与えてしまうと満腹になってフードを食べなくなる恐れがあるため避けましょう。散歩や運動を頑張った後、水分補給ついでに与えるのも良いタイミングです。

方法: おやつはできるだけ飼い主の手から直接与えるようにしましょう。そうすることで主従関係の構築や信頼感アップにつながります。また丸呑みしそうな大きさのものは事前に細かくちぎってから与え、喉に詰まらせないように注意します。硬いガムや骨型おやつを与えるときは、必ずそばで見守りながら噛ませてください。留守番中に与えて事故が起こるケースもあるので注意しましょう。

まとめ

おやつを与えた後は歯磨きやデンタルケアも忘れずに行うと完璧です。おやつは上手に使えば愛犬との生活をより豊かにしてくれる素敵なツールです。安全と適量に気を配りつつ、楽しいおやつタイムを過ごしてくださいね。

  • この記事を書いた人
院長

院長

国公立獣医大学卒業→→都内1.5次診療へ勤務→動物病院の院長。臨床10年目の獣医師。 犬と猫の予防医療〜高度医療まで日々様々な診察を行っている。

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