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高輪台分院の特徴

「うちの子に、本当に必要な医療を。」

高輪台分院では、科学的根拠に基づく西洋医学と、体全体を診る東洋医学の視点を組み合わせた診療を行っています。

「急な症状を治療すること」だけが医療ではありません。病気の裏側に隠れた不調のサインや、日常生活のちょっとした変化を見逃さず、うちの子にとって今必要なケア、そしてこれからの健康維持まで考えた診療を心がけています。

例えば、

• 急な体調不良やケガには、最新の医療機器を用いた正確な診断と治療で早期回復を目指す。

• 繰り返す不調や慢性症状には、東洋医学の知恵を取り入れ、生活習慣や体のバランスを整えることで再発を防ぐ。

「今、目の前の症状を治すこと」と「うちの子の未来を守ること」。

その両方を叶えるために、私たちは西洋医学と東洋医学、それぞれの「いいところどり」を大切にしています。

高輪台分院は、うちの子の「今」と「未来」に寄り添い続けるかかりつけ医です。

東洋医学とは

東洋医学は、症状だけでなくうちの子の体全体を診る医療です。

「最近、少し元気がない」「なんとなく食欲が落ちてきた」など、明らかな異常がない場合でも、日々の変化やちょっとした不調は、体からの小さなサインかもしれません。

東洋医学の特徴

• 体全体のバランスを整える

東洋医学では、体の一部分だけではなく「全体のバランス」に注目します。視診や触診、脈診、舌診などを行い、日常生活の中での負担や、体の不調のサインを見つけ出します。

• 自然な治癒力を引き出す

鍼灸や漢方といった方法で、うちの子の体に「優しい治療」を行い、不調の原因を整えます。症状の緩和だけでなく、体の根本的な状態を改善し、再発を防ぐことを目指します。

例えば、

• シニア期の関節の違和感には、筋肉や関節周りの負担を軽減し、痛みを和らげるケア。

• 慢性的な皮膚炎には、皮膚だけでなく体の内側のバランスを整え、体質を改善するアプローチ。

東洋医学の魅力は、「うちの子の状態に合わせた治療」ができることです。薬や手術を必要としないケースでも、体の調子を整えることで日常の快適さを取り戻すことができます。

西洋医学とは

西洋医学は、科学的な根拠に基づいて病気の原因を正確に特定し、迅速に治療を行う医学です。

血液検査、レントゲン、超音波検査などの最新の医療機器を活用し、「目に見えない異常」や「隠れた病気」を数値や画像で見える化することで、確かな診断と適切な治療を可能にします。

西洋医学の強み

• 病気の原因を特定する「精密検査」

「なんとなく調子が悪い…」という症状も、血液やレントゲン、エコーなどの検査を通じて、体の中で何が起きているのかを明確にします。

• 急性症状への「迅速な対応」

急な体調不良やケガ、臓器の異常には、薬物療法や外科手術などの即効性のある治療で、うちの子の健康を守ります。

例えば:

• 急な嘔吐や下痢:内臓の炎症や異常がないか検査し、早急に治療を開始。

• 関節の腫れや痛み:レントゲンや超音波で異常を確認し、痛みの原因を特定して対処。

健康診断の大切さ

西洋医学の大きな役割の一つが、病気の早期発見です。

健康診断では、症状が現れる前の「小さな異常」を見つけ出し、病気の進行を防ぐことができます。

特にシニア期のうちの子は、腎臓病や心臓病、関節疾患など、定期的な検査が健康寿命を延ばす鍵となります。

「まだ大丈夫」と思っていても、うちの子が元気なうちに健康状態をしっかりと確認することで、安心して過ごせる毎日につながります。

西洋医学と東洋医学の違い

視点西洋医学東洋医学
診察のアプローチ局所的な原因を特定し、症状を治療体全体を診て、不調の根本原因を改善
得意分野急性症状、外傷、精密検査慢性症状の管理、病気の予防、体質改善
診断方法血液検査、レントゲン、超音波など視診、触診、脈診、舌診、鍼灸、漢方
治療のゴール早期の症状改善と原因の治療再発防止と健康維持、自然な回復力の向上

• 西洋医学で今ある症状や病気をしっかり治療

• 東洋医学で体の内側から整え、未来の健康を支える

当院では、これらの医学を柔軟に使い分け、うちの子にとって本当に必要な医療を提供します。

診察の基本:問診と身体検査の重要性

当院では、診察の第一歩として丁寧な問診と徹底した身体検査を行います。

うちの子の健康状態を把握し、病気や不調のサインを見逃さないためには、問診と徹底した身体検査は欠かせません。

1. 問診:飼い主様の「気づき」が診察のスタート

うちの子は、自分の体調を言葉で伝えることができません。

そのため、飼い主様が気づいた小さな変化や違和感が、診察の出発点になります。

問診でお伺いする内容

• 日常の様子:食事の量、運動量、睡眠時間、排泄の変化など

• 症状の経過:いつから、どのような症状が出ているか

• 生活の変化:引っ越しや環境の変化、ストレス要因の有無

「最近、少し元気がない」「以前より水をたくさん飲むようになった」など、どんな些細なことでも構いません。

飼い主様と一緒にうちの子の状態を確認し、次のステップに進みます。

2. 身体検査:目で、耳で、手で、うちの子を診る

身体検査では、西洋医学と東洋医学の視点を組み合わせて、うちの子の状態を詳しく確認します。

西洋医学の身体検査

• 視診:皮膚や毛並みの状態、目・耳・口の異常を確認

• 触診:関節の腫れ、筋肉の張り、しこりの有無や痛みを評価

• 聴診:心臓や肺の音を聞き、異常音がないか確認

• 打診:体の反響音から内臓の状態を調べる

これらの検査により、うちの子の「目に見える異常」や「体の内部の変化」を見つけ出します。

東洋医学の身体検査

• 舌診:舌の色や形、表面の状態から体の不調を評価

• 脈診:脈の強さや速さ、リズムから体調の傾向を確認

• 触診:体の冷え、筋肉の緊張や血流の状態を丁寧に確認

東洋医学では、目に見えない「体のバランス」や「日々の負担」に注目し、不調のサインを見逃しません。

3. 西洋と東洋の視点を融合した診察の流れ

1. 問診で飼い主様の気づきを共有

2. 視診・触診・聴診・打診で体の異常を確認(西洋医学)

3. 舌診・脈診で体の内側や体質の変化を確認(東洋医学)

4. 必要に応じてレントゲンや血液検査を行い、より詳細な状態を把握(西洋医学)

こうした流れの中で、うちの子の状態を多角的に評価し、「症状の原因」から「今後の健康維持」までを考えた治療プランを立てます。

慢性疾患と未病ケア:健康寿命を延ばすために

「うちの子が年齢を重ねても、元気に過ごし続けられること。」

それは飼い主様の一番の願いではないでしょうか。

「健康寿命」とは、病気やケガで苦しむことなく、快適に過ごせる時間のことです。

その健康寿命を延ばすために、当院では慢性疾患の管理と未病ケアを大切にしています。

慢性疾患への総合アプローチ

慢性疾患は、長期的な管理とケアが必要な病気です。

当院では、西洋医学と東洋医学を組み合わせた「総合的な治療」で、うちの子の健康を支えます。

例えば、シニア期の腎臓病の場合

• 西洋医学のアプローチ

血液検査やエコーで腎臓の状態を詳しく確認し、薬で機能低下を抑えます。定期的な検査で経過をしっかり管理します。

• 東洋医学のアプローチ

体質に合わせた漢方や食事の見直しで、腎臓への負担を軽減し、全身の状態を整えます。

このように、症状を管理するだけでなく、病気の進行を遅らせ、体の内側から健康を支えるケアを行います。

未病ケアとは:病気になる前に整える医療

未病とは、病気になる一歩手前の状態のことです。

例えば、

• 以前より水を多く飲むようになった

• 食欲が少しずつ落ちてきた

• 散歩の途中で休むことが増えた

こうした小さな変化は、体の中で何かが起こり始めているサインかもしれません。

東洋医学の未病ケアでは、体全体を診ることで不調の原因を探り、鍼灸や漢方、生活習慣の見直しを通じて、病気の進行を防ぎ、体調を整えます。

西洋医学と組み合わせることで、今の状態をしっかり把握しながら、うちの子が「元気で快適な日常」を過ごせるようサポートします。

当院の目指す未来:健康寿命の延伸

• 西洋医学の精密な検査と治療で「今の症状」に対応

• 東洋医学の未病ケアで「これからの健康」を守る

この二つのアプローチを組み合わせることで、うちの子の健康寿命を延ばし、少しでも長く元気に過ごせる時間を増やしていきます。

最後に

私たちは、「うちの子の今の健康」と「これからの健康」を守るため、飼い主様と二人三脚で取り組んでいます。


「不安な気持ちに寄り添いながら、うちの子を丁寧に診ること」――これが当院が大切にしている診察の姿勢です。

飼い主様と一緒にうちの子の健康を見守り、どんな小さな変化も見逃さないよう、細やかにお話を伺いながら、しっかりと診察を行います。

少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。


高輪台分院は、うちの子にとって、そして飼い主様にとって、安心して頼れるかかりつけ医であり続けます。

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  • この記事を書いた人
院長

院長

国公立獣医大学卒業→→都内1.5次診療へ勤務→動物病院の院長。臨床10年目の獣医師。 犬と猫の予防医療〜高度医療まで日々様々な診察を行っている。

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