✔︎ 愛犬が末期の腎不全で尿毒症の恐れがあると言われた…
✔︎ 初期の腎臓病と診断されたけど、将来的に尿毒症になるのが怖い…
ということはありませんか?
尿毒症は初期症状を見逃さず、治療を行えば治る可能性があります。
逆に放っておくと、神経症状などの末期症状が出て、余命は短くなります。
尿毒症の進行を緩やかにするためには、栄養たっぷりの適切な腎臓病対策のドッグフードをあげることも重要です!
本記事を読めば分かる事
- 腎臓病の初期〜末期症状
- 腎臓病のステージと余命
- 尿毒症の回復の見込みと治療法
- 尿毒症の予防策
- 獣医師オススメの無添加で腎臓に良いフード
今回の記事では、獣医師監修のもと、犬の尿毒症に関する初期・末期症状、余命、回復する可能性、フードについて詳しく解説します。
本記事の情報を通じて、愛犬の健康を守り、尿毒症の進行を食い止める手助けができるようになりましょう。
犬の尿毒症の原因
犬の尿毒症は、腎臓の機能が低下し、末期の腎臓病を患うことにより体内に有害物質が蓄積することで発症する重篤な病気です。
腎臓病はさまざまな要因が関与しており、細菌やウイルス感染による腎炎、外傷や薬物中毒、心不全やショックに伴う腎血流量の低下、免疫疾患や尿路結石症による尿路閉塞が原因となります。
腎臓は体内の老廃物や余分な水分を尿として排出する役割を担っていますが、機能が低下すると老廃物が体内に蓄積して急性腎不全や慢性腎臓病を引き起こします。慢性腎臓病は犬の寿命が延びるにつれてよく見られる病気となり、末期症状である尿毒症が増えてきました。
そのまま腎臓病が進行すると、廃物や毒素が体内に過剰に残り、呼吸器や消化器、泌尿器、目、血液、神経、免疫など体全体に障害をもたらします。
尿毒症の初期症状に気を付けよう
犬の尿毒症は腎臓の機能が低下し、老廃物や毒素が体内に蓄積され、全身の臓器に異常を引き起こす重大な病気ですので、末期症状が現れる前に対処することが重要です。
そのため、尿毒症の初期症状に注意を払う必要があります。
例えば、食欲不振や元気消失、嘔吐、下痢、毛並みの悪化、貧血、口の匂いが強くなるといった兆候が見られる場合、尿毒症の可能性があります。特に、口の匂いがアンモニア臭になることが特徴的です。
病状が軽い時に多量の水を飲んだり尿が薄い色で大量に出る(多飲多尿)ケースがありますが、必ずしも全ての尿毒症の犬にそのような症状がでるわけではありません。
急性腎不全や慢性腎不全の初期段階で治療を開始すれば、尿毒症になるリスクを減らすことができます。また、犬の口臭や尿の色に日々気を付けて観察することが大切です。
尿毒症では、体内の老廃物が排出されずに溜まるため、口臭や体臭に特徴的な匂いが現れます。これは、尿素やアンモニアなどの物質が皮膚から放出されることが原因です。
尿毒症で発生する特徴的な匂いの原因
尿毒症では体内の老廃物が排出されずに溜まるため、口臭や体臭に特徴的な匂いが現れます。これは、尿素やアンモニアなどの物質が皮膚から放出されることが原因です。
尿毒症の末期症状と余命について
犬の尿毒症の末期症状は、
- 活力の喪失、食欲不振
- 消化器系のトラブル(嘔吐、下痢、便秘)
- 体重の低下
- 被毛の荒れ
- 手足の腫れ
- 貧血
- 尿が出ない(乏尿期)
- 震え
などが挙げられます。
さらに重篤化すると、けいれんや震え、意識レベルの低下、排尿困難、呼吸の乱れが発生することがあります。尿毒症は急速に進行するため、病状が悪化する前に早期対応が不可欠です。
脳や神経系にダメージを与える毒素の影響を最小限に抑えるため、尿毒症や腎不全の兆候が現れた際には迅速に獣医に相談しましょう。
末期症状が現れた場合、毒素の蓄積の早さにもよりますが、通常、数日〜数週間後に死亡します。
尿毒症末期の神経症状
尿毒症が進行すると、神経症状が現れることがあります。具体的には、ふらつき、手足の震え、運動失調、意識障害などが含まれます。
尿が出ない場合の余命は?
尿毒症で尿が全く出ない乏尿期の状態になった場合、生存期間は数日から1週間程度となることが一般的です。
健康な犬では6~8時間ごとにおしっこをしますが、腎臓病の老犬で半日以上尿が出ていない場合は乏尿期の可能性があり、命の危険があります。
乏尿期以外の尿が出ない原因としては、
- 膀胱結石・尿道結石・癌による尿路閉塞
- 前立肥大症(オスのみ)
- 脊髄損傷
などが考えられます。
尿毒症の最期は痛くて苦しいの?
尿毒症の最期の時期には、意識障害や食欲喪失、嘔吐、排尿困難などが見られます。
苦しみや痛みを強く感じるというわけではなく、だるさを強く感じることになるでしょう。
ですが、急性腎不全の場合、背中を丸めたり、足がこわばったりすることがあり、これは腎臓に痛みを感じている証拠です。
通常、尿毒症は慢性腎臓病によるものですが、急性腎不全により尿毒症になってしまった場合は痛みを感じることはある可能性はあります。
尿毒症の診断方法とステージの違い
犬尿毒症の診断は、血液検査(尿素窒素やクレアチニン)や尿検査(尿比重や尿蛋白)、腎臓の超音波検査などを行います。病状の進行度によってステージ分けされ、早期から末期までの状態が評価されます。
尿毒症の治療方法と回復の見込み
犬の尿毒症は、残念ながら完治が難しい状態ですが、適切な治療によって症状の緩和や余命を延ばすことが可能です。
尿毒症の治療は、主に体内に蓄積した老廃物を尿と一緒に排出することを目的としています。
尿毒症の治療では点滴の投与、腹膜透析などが行われます。また、腎障害の原因となる疾患があれば、それに対する治療も同時に行われます。
他にも脱水状態の補正や食事療法、嘔吐への対処、カリウム調整、高リンへの対処、高血圧対策、貧血対策など、多様な治療方法が尿毒症を含む末期症状の腎不全に対して取り入れられます。これらの治療は、愛犬の腎臓への負担を軽減し、できるだけ長い余命を確保するために行われます。
治療の中で特に重要なのは、脱水状態の補正や食事療法です。尿毒症の愛犬には、適切な水分補給と塩分バランスの調整が必要です。また、低タンパク質・低塩分の食事療法が、腎臓病の治療に欠かせません。さらに、嘔吐や吐き気が見られる場合には、腎不全に応じた用量で嘔吐対策の薬が使用されます。
慢性腎臓病の犬では、体内カリウムのバランスが崩れることがあり、クエン酸カリウムの投与が行われることがあります。また、尿毒症・腎不全の犬では、リン制限食とリン結合薬の投与が検討されることがあります。さらに、高血圧が顕著なケースでは、抗高血圧薬が投与されることもあります。
尿毒症の犬には貧血が見られることが多く、エリスロポエチン系の治療薬が投与されることがあります。
また、治療には腎機能を改善するための薬物やサプリメントが使用されることが一般的です。これらには、ACE阻害薬(フォルテコール)、ARB(セミントラ)、オメガ-3脂肪酸などが含まれます。
さらに、食事も腎臓病の進行を遅らせる役割を果たすことができます。低たんぱく質、低リン、低ナトリウムの食事が推奨されることが多く、これにより腎臓にかかる負担を軽減することが期待できます。
最期に見られる症状と苦しみについて
尿毒症の最期の時期には、意識障害や食欲喪失、嘔吐、排尿困難などが見られます。ただし、苦しみや痛みを強く感じるというわけではなく、だるさを強く感じます。
尿毒症を防ぐための予防策
尿毒症の予防策としては、健康的な食事と適度な運動が大切です。
腎臓に負担をかけない食事を心がけ、適切な水分補給を行いましょう。また、オメガ3脂肪酸は、腎臓に酸化ストレスを与える化合物の生成を抑えることで、犬の慢性腎臓病の進行を遅らせる効果があることが示されています。
獣医師オススメの腎臓ケアサプリメント
カリナールコンボ
カリナールコンボは、7歳以上の愛犬や愛猫の腎臓の健康をしっかりと守るための究極の健康補助食品です。
これは「リン吸着」、「プレバイオティクス」、「プロバイオティクス」の3つの強力なアクションを組み合わせた革新的な製品で、カリナール®の新たな進化形です。
リン吸着により、必要以上のリンの吸収を抑えることができます。これは特に腎臓に負担をかけるリンの過剰摂取を防ぐために重要です。さらに、プレバイオティクスとプロバイオティクスが消化器系全体を助け、消化管内の窒素物質の管理を実現します。これにより、中高齢の愛犬や愛猫の腎臓の健康をしっかりとサポートします。
また、カリナールコンボと療養食と一緒に利用することで、さらに効果を高めることができます。
プロラクト鉄タブ
プロラクト鉄タブは、愛犬や愛猫の健康を全力でサポートする犬猫専用のサプリメントです。鉄分、ビタミンB群、そして葉酸が適度に配合されています。これらの成分が相互に作用し、鉄分の吸収を最大限に引き出すのです。
しかも、鉄特有の風味を美味しい魚味が覆い、おいしさを高めています。これにより、ペットも喜んで摂取することができます。
さらに、ラクトフェリンの配合により、消化器系にも配慮されています。これにより、「お腹に優しく、美味しく、続けやすい鉄製品」に仕上がっています。
また、プロラクト鉄タブは腎臓病による貧血に対しても効果的です。腎臓病は貧血を引き起こす可能性がありますが、適度な鉄分補給により、これを予防・改善することが可能です。
獣医師オススメの腎臓病の療法食は?
療法食の食いつきが悪い...
療法食を食べてもBUNやクレアチニンが下がらない...
有害な添加物が気になる...
といったお悩みを多くの飼い主さんは抱えていらっしゃることでしょう。
良い療法食と巡り会えると、
あなたの愛犬のBUNやクレアチニンの値が良くなるのはもちろんのこと、
フードの食いつきがいいのでおやつをあげなくても満足してくれますし、添加物などの有害な成分が入っていないのでさらに腎臓の負担が軽くすることができます。
どうすればそんなことが可能になるのでしょうか。
そのためには、無添加で食いつきのいい腎臓病の療法食を選ぶ必要があります!
具体的に私が提案する良い腎臓病の療法食は
- タンパク質とリンがしっかり制限されている
- 嗜好性が高く、食いつきが良い
- 有害な添加物が入っておらず無添加である
といった3つの条件を満たしている療法食です。
これらの条件を満たしている療法食を獣医師である私が厳選して、ご紹介します。
YUMYUMYUM! 腎臓ケア
国産無添加フード NO.1
食いつきの期待度 NO.1
フード品質満足度 NO.1
信頼できるフード NO.1
私のこれまでの経験上、最もオススメの療法食は、YUMYUMYUM!です。
でも他の療法食と同じようなフードじゃないの?
これが今までの療法食とは全く違うんです!
私も実際に腎臓病を患うワンちゃん達に食べてもらいましたが、
他のフードに比べて何倍も食いつきは良く腎臓の数値もとても良くなるので、忖度抜きで獣医師でもオススメしたいフードです。
獣医師である実際の私の体験談
ここで、私の実際に会った体験談をお話したいと思います。
ある日、慢性腎臓病を患う老犬のトイプードルが40代の飼い主さんと一緒に私の病院にやってきました。
この子の飼い主さんのお悩みは、腎臓病の療法食をあげても、愛犬は食べムラがあるので食べてくれず、どうしたらよいか困っていらっしゃいました。
また、フードを食べないのでおやつばかりあげてしまい、BUNやクレアチニンといった腎臓の数値は全然下がらず、
むしろ測定できないほど上がっており腎臓病の治療を諦めかけていらっしゃいました。
そこで私は点滴など必要な処置を行い、ある療法食を処方しました。
結果は劇的でした。
フードを見たその子はすぐに飛びつき、喜んで食べてくれたそうです!
それから数週間後、飼い主さんから連絡がありました。
「愛犬が療法食を完食してくれるので、おやつをあげなくてよくなりました。それに病状が改善してきたように感じます」と。
「食事が楽しみになった愛犬の姿を見て、自身のストレスも減った」ともおっしゃっていました。
では、どのような療法食を私が処方したのか…
私が処方した療法食は…そう皆さんお分かりの通り、YUM!YUM!YUM!だったのです。
YUM!YUM!YUMは他の療法食と比較して食いつきがとても良いので、腎臓に負担をかけるおやつを食べなくてよくなったことや
無添加なので腎臓への負担が軽くなったため、“わんちゃんの状態が一気に良くなったんだ“と感じました。
このような体験談から「YUM!YUM!YUM 」は、
腎臓病の愛犬が食事を楽しみながら腎臓病の治療を行いことができ、飼い主さんが安心できる結果を生むことを獣医師である私に確信させてくれたのでした!
YUM!の気になる口コミ
それでは気になるYUM!の口コミを以下でご紹介します。
腎臓低下で週一回点滴しています。イヤイヤが多い我家のチワワも色々試しました。ヤムヤムは飽きずに食べてくれてます。やっと継続して食べてくれるドッグフードにたどり着きました!血液検査も良くなっており、悪化はしていません。ありがとうございます。
クレアチニンが良くなりました
40代女性
腎臓病用のフードを色々試しましたが、1番食いつきがいいです。他のフードはしぶしぶ食べるような子ですが、がっついて食べます。高くなっていたクレアチニンも正常値くらいまでストンと落ちてビックリです!
高齢犬にもぴったり
50代女性
19才なので腎機能も低下しており、食べやすいフードはないか探していました。いつものフードにふりかけのようにしたところ気にせず食べてくれました。進んでいた腎臓病もおさまりました。
YUM!は他のフードと比べて高いですか?
YUM!は他のフードよりもかなりコスパが良いです。
大手メーカーの腎臓病フードは、1g当たり3円を超えているのに対して、YUM!は1gあたり2.7円と割安な値段になっています。
うちのグルメな愛犬でもYUM!を食べてくれますか?
確率から考えると、きっと食べてくれることでしょう!
通常の腎臓病のフードはどれだけ美味しくても70%程度の愛犬しか食べてくれないです。
しかしYUM!は93%もの愛犬が食べてくれたというエビデンスがあり、
実際に私が診ているグルメな腎臓病のワンちゃん達も20匹中18匹が美味しそうに食べてくれました。
腎臓病に悩む愛犬と飼い主さんに、心からこのYUM!をオススメします!
まとめ
犬の尿毒症は、早期発見と適切な治療が重要です。愛犬の健康を守るために、日頃から体調や症状に気を付け、必要に応じて獣医師と相談しましょう。
最後まで愛犬と共に過ごす時間を大切にし、快適な生活をサポートしてあげてください。
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飽きずに食べてくれてます。
30代女性