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【獣医師監修】子猫に適切な餌の与え方とおすすめフードランキング

初めて子猫を迎えた飼い主さんにとって、「子猫の餌の与え方」は大きな悩みですよね。実は子猫は人間の赤ちゃんの約15倍ものスピードで成長すると言われており、この急成長を支えるために適切な食事管理が欠かせません。どんな種類のフードを選び、1日に何回・どのくらいの量を与えれば良いのか、迷うのは当然です。

そこで本記事では、現役の獣医師が子猫の餌の与え方の基本を丁寧に解説します。月齢ごとの適切な給餌回数・1回あたりの量と栄養バランスのポイント、さらに子猫用フードの選び方や与え方のコツについて具体的に紹介します。後半では獣医師の視点から厳選したおすすめの子猫用キャットフードもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。飼い主さんと子猫ちゃんが安心して食事を楽しめるよう、しっかりサポートいたします。

子猫に餌を与える回数とタイミング

子猫は成長期の真っ只中にあり、一度にたくさん食べることが難しいため少量を頻回に食べる傾向があります。特に離乳直後の幼い子猫では、消化機能が未発達なので1日4~6回程度、3~6時間おきに食事を与えるのが理想です。生後5か月頃までは1日4~5回、6か月を過ぎたら1日2~3回程度に徐々に減らしていきましょう。規則正しく朝昼晩(+間食)といったペースで与えることで生活リズムが整い、消化吸収もスムーズになります。

特に幼い子猫では長時間の空腹は厳禁です。生後間もない子猫は血糖を貯蔵する力が弱く、たった6~12時間の絶食でも低血糖症を起こす可能性があります。低血糖になるとぐったりして命に関わるため、授乳期~離乳期の子猫には3~4時間おきにこまめな給餌を心がけてください。生後間もない時期は夜間も含め細かくミルクを与える必要がありますが、生後2~3か月まで成長して自分でカリカリを食べられるようになれば、徐々に朝・昼・夕の3回ペースに移行できます(まだ小食なうちは4回でもOKです)。生後6か月を過ぎ、体も消化器官も発達してきたら、朝晩の1日2回のペースに慣らしていくと良いでしょう。ただし個体差もあるため、子猫の食べ具合や体調を見ながら回数を調整してください。

ワンポイントアドバイス:時間帯の工夫

子猫にご飯を与える時間帯は、できるだけ毎日同じサイクルにすると良いでしょう。例えば朝7時・昼12時・夜7時…といった形で習慣づけると、子猫の生活リズムが整いやすくなります。また就寝前に少し食べさせておくと、夜中に「お腹すいたよ~」と鳴かれるのを防ぐことができます。ただし夜遅くに大量に与えると消化に負担がかかるため注意しましょう。

子猫に与える餌の適切な量と栄養バランス

1日の総量は基本的にキャットフード製品のパッケージに記載された給与量を目安にします。子猫用フードには月齢や現在の体重に応じた1日あたりの必要給餌量が示されていますので、その表を参考にしつつ、子猫の体格や便の様子を見ながら増減を調節してください。成長期の子猫は毎日体重が増えていくのが普通なので、特に生後数か月はこまめに体重測定を行いましょう。毎日しっかり食べているのに体重が増えない場合は何らかの異常の可能性もあるため、早めに動物病院で相談してください。逆によく食べる子の場合、つい「欲しがるだけ与えよう」としてしまいがちですが、子猫のうちに太り過ぎてしまうとその後の成猫期も肥満になりやすいと言われます。健康的な発育のためにも、適正量を守りつつ栄養バランスの良い食事を与えることが肝心です。

では具体的に「子猫の適切なご飯の量」とはどの程度でしょうか?もちろん月齢や体重によって異なりますが、一例を挙げると生後3か月・体重1kg前後の子猫では1日あたり60~80g程度のドライフードが目安となります(フードの種類によってカロリー密度が違うため一概には言えませんが、参考値です)。この1日分を先述の回数に分けて与えるイメージです。たとえば1日4回ペースなら1回15~20g、3回ペースなら1回20g前後が目安です。市販フードの表示を確認しつつ、「最近少し太ってきたかな?」というときは気持ち量を減らし、反対に痩せ気味なら増やすなど調整してあげましょう。

子猫用フードは少量でも必要な栄養素をしっかり摂れるよう高カロリー・高たんぱくに作られています。これは成長期の子猫にとって非常に重要なポイントです。子猫は自分の体をどんどん作っていく時期なので、エネルギー源となる脂肪や筋肉の材料となる動物性たんぱく質、骨格を形成するカルシウムやリン、そして各種ビタミンや必須アミノ酸(タウリンなど)をバランス良く摂取する必要があります。市販の「総合栄養食」と表示された子猫用フードであれば、これ一つで子猫に必要な栄養素がすべて満たされる設計になっています。基本的には子猫用フードと新鮮な水さえあれば追加のサプリメントは不要です。栄養バランスが最適化された製品を選び、愛猫の健やかな成長をサポートしてあげましょう。

なお、子猫用フードを与える期間は生後12か月齢(1歳)頃までが目安です。1歳を過ぎると成長スピードが落ち着き、必要な栄養バランスも変化します。子猫用フードは高カロリーなため、成猫になっても食べ続けていると肥満を引き起こすおそれがあります。生後11~12か月になったタイミングで成猫用フードへ切り替えていきましょう(避妊・去勢手術を行った場合は獣医師と相談のうえでもう少し早めに切り替える場合もあります)。切り替えの際は旧フードに新フードを少しずつ混ぜ、1~2週間ほどかけて徐々に新しいフードの割合を増やすと、お腹を壊しにくくスムーズです。

ワンポイントアドバイス:水分補給も忘れずに!

子猫の健康管理では十分な水分摂取も重要です。特にドライフード中心で育てる場合、新鮮な水をいつでも飲めるように器を用意し、こまめに交換して清潔に保ちましょう。猫は泌尿器のトラブルを起こしやすい動物ですが、水分をしっかり摂って尿を薄めることでリスクを下げられます。また、食事面でも水分補給を助ける工夫ができます。ドライフードばかりだと水分含有量が10%程度と少ないため、子猫にはウェットフードも適度に活用するのがおすすめです。総合栄養食のウェットフード(パウチや缶詰)を1日1食分取り入れれば、水分と動物性タンパク質を効率よく補えます。ただし開封後のウェットフードは傷みやすいため、食べ残しは15~20分たったら片付けるようにしましょう。衛生面の配慮も子猫の健康維持には大切です。

子猫に与えて良い餌・ダメな餌と与え方のコツ

子猫に与えて良いもの:基本は「子猫用の総合栄養食」

繰り返しになりますが、子猫に主食として与えるべきなのは栄養バランスの取れた子猫用フードです。市販のキャットフードには「総合栄養食」「一般食(副食)」「おやつ(間食)」「療法食」などの種類がありますが、日常の食事には必ず総合栄養食の子猫用を選びましょう。具体的には、「○○(製品名)子ねこ用」「キトン(Kitten)」「○○離乳期用」などと表示されたドライフードやウェットフードが各メーカーから販売されています。それらは成長期の子猫に必要な高タンパク・高カロリー設計で、カルシウムやタウリンなども強化されています。例えばピュリナワン 子ねこ用では、高たんぱく設計で健康な体格の発達をサポートし、DHAとビタミンAで脳と視力の発達を促し、消化吸収にも優れた処方が採用されています。また独自の「健康免疫システム」により免疫力維持も考慮されており、まさに成長期の子猫に適した総合栄養食と言えるでしょう。

子猫の時期にはミルクから離乳食への移行も大きなテーマです。生後3週齢くらいまでは母猫の母乳が栄養源となりますが、母猫から充分にもらえない場合は市販の子猫用ミルクを与えます(※牛乳は消化不良を起こすため絶対に与えないでください)。4~8週齢頃になると乳歯が生え始め、離乳食(固形フード)に興味を示します。この時期は市販の離乳食用ウェットフード(ペースト状のもの)や、ドライフードをお湯でふやかしたものを与え始めます。初めはスプーン1杯程度の少量から始め、ミルクと半々くらいの割合で与えて徐々に固形物に慣らしましょう。歯が生え揃った生後8週(2か月)頃には、いよいよ子猫用ドライフードへの切り替え時期です。最初はふやかした状態で与え、問題なく食べ消化できているようなら徐々にふやかし度合いを下げていきます。生後3~4か月頃までを目安にドライフードを柔らかくする期間は終了し、以降はカリカリのまま与えて大丈夫です。ただし個体差がありますので、まだうまく噛めないようなら無理せずもう少しふやかしてあげてください。

子猫に与えてはいけないもの・注意すべきもの

子猫の健康を守るため、与えてはいけない食品もしっかり押さえておきましょう。まず前述のとおり牛乳はNGです。下痢など消化不良の原因になりますので、猫用ミルク以外は与えないでください。同様に、人間用に味付けされたお肉・魚(ハムやかまぼこ等)や塩分の多い食品も避けましょう。玉ねぎやニンニクなどネギ類は貧血を引き起こす有害成分を含むため厳禁です。チョコレートやカフェイン、アルコールも中毒症状を起こすので絶対に与えないようにします。基本は「人の食べ物はあげない」と覚えておけば安全です。また、生の魚やお肉を与えるのもリスクがあります。食中毒や寄生虫感染の危険があるほか、栄養学的にも生魚ばかり食べるとビタミンB1欠乏症になる恐れがあります。必ず市販の適切なペットフードを与えるようにしましょう。

食事の与え方・環境のコツ

最後に、子猫にご飯を与える際のちょっとしたコツや環境づくりについてまとめます。

  • 食器は子猫用の浅い器を使用する: 顔が小さい子猫でも食べやすいよう、浅くて安定感のある器を選びましょう。陶器やステンレス製で重みがあるものだとひっくり返りにくいです。毎回使用後は器を洗浄し、衛生を保ってください。
  • 静かで安心できる場所で食べさせる: 子猫が落ち着いて食事できるよう、静かな場所に食事スペースを設けましょう。他のペットがいる場合は別室で与えるなど工夫します。ご飯中に脅かしたり触ったりせず、見守る程度にしてあげてください。
  • 食べ残しは放置しない: 特にウェットフードを与えた場合は食べ残しを長時間放置すると傷みます。前述のように15~20分経って残っているものは下げましょう。ドライフードの場合も、1回量を小分けにして常に新鮮な状態で食べられるようにするのがおすすめです。
  • おやつは基本不要: 子猫期は総合栄養食だけで十分栄養が満たせます。市販の猫用おやつをあげる場合もごく少量に留め、1日のカロリーの約20%以内(できれば10%未満)に収めましょう。おやつばかり欲しがるようになると主食のフードを食べなくなる恐れもあるため注意が必要です。
  • 食欲不振や体調の変化に注意: いつもはご飯を勢いよく食べる子猫が急に食べなくなった場合、何らかの不調かもしれません。まずは発熱や下痢など他の症状がないか観察し、それでも食べない場合は早めに動物病院に相談しましょう。子猫は小さい分、数日食べないだけで危険な状態に陥ることがあります。少しでも様子がおかしいと感じたら受診を躊躇しないでください。

獣医師おすすめ!子猫用キャットフード厳選3選

それではここからは、獣医師の立場から子猫にぜひおすすめしたいキャットフードを3つ紹介します。「何を選べばいいか分からない…」という方は、まずこれらから試してみてはいかがでしょうか?子猫用フード選びの参考にしてみてくださいね。なお、どれも総合栄養食ですので主食として安心して与えられます。各商品の特徴やおすすめポイント、購入方法をまとめました。

🐱 獣医師おすすめ!子猫用キャットフード厳選3選 比較表

順位商品名
(ブランド)
主な特徴・栄養成分内容量参考価格
(税込)
おすすめ度嗜好性安全性対象年齢メリットデメリット
1位ロイヤルカナン
FHN キトン
・高エネルギー・高タンパク設計
・消化性優良原料使用
・DHA配合(脳・視力発達)
・プレバイオティクス配合
・小粒サイズで食べやすい
400g
2kg
4kg
400g:約1,300円
2kg:約4,200円
4kg:約7,500円
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐生後12ヶ月まで・世界的な信頼と実績
・総合的な栄養バランス◎
・消化吸収が良好
・ほぼ全ての子猫が好む
・価格がやや高め
・粒が硬めの場合も
・穀物使用
2位ヒルズ サイエンス・ダイエット
〈プロ〉子猫用
・高タンパク・適度な脂肪分
・抗酸化成分強化(免疫サポート)
・チキン主原料
・人工着色料・香料無添加
・三角形の小粒設計
800g
1.5kg
3kg
800g:約2,800円
1.5kg:約4,500円
3kg:約7,800円
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐避妊去勢後~
12ヶ月まで
・獣医学的根拠に基づく設計
・肥満傾向対策
・室内飼いに最適
・免疫力サポート
・価格が高い
・匂いが控えめ
・食いつきに個体差
3位ピュリナ ワン
子ねこ用 チキン
・成猫用より14%多いタンパク質
・タウリン・DHA強化
・合成着色料・香料無添加
・小分けパック包装
・妊娠・授乳期の母猫にも対応
2.2kg
(500g×4袋)
4.4kg
(500g×8袋)
2.2kg:約2,000円
4.4kg:約3,500円
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐1歳まで
+妊娠・授乳期
・コストパフォーマンス抜群
・食いつきの良さで定評
・小分けパックで鮮度◎
・入手しやすい
・一部添加物使用
・粒がやや大きめ
・プレミアム感は控えめ

1. ロイヤルカナン FHN キトン(子猫用)

  • 特徴: 全世界の獣医師やブリーダーから信頼されるロイヤルカナンの子猫用総合栄養食です。生後12か月齢までの子猫のために開発されており、成長期に必要な高エネルギーと高品質なたんぱく質をバランス良く含みます。消化性の高い原料とプレバイオティクス(食物繊維)が配合されており、お腹の健康をサポートしてくれます。粒のサイズも小さく設計され、子猫が食べやすく噛み砕きやすい形状です。さらにDHA(オメガ3脂肪酸)を含み、子猫の健やかな脳の発達と視力の発達を助けます。抗酸化成分(ビタミンEなど)も強化され、未熟な免疫力を持つ子猫の健康維持に役立つ処方です。
  • おすすめ理由: 総合的な栄養バランスの良さと高い嗜好性が魅力です。子猫の骨格や筋肉の発達、消化・糞便の状態までしっかりサポートしてくれるフードであり、実際に利用する飼い主さんからも「便の調子が安定した」「食いつきがとても良い」と高評価を得ています。獣医師の間でも「まず迷ったらロイヤルカナンを選べ」と言われるほど定番で、安全性と信頼性の高いフードです。食が細い子猫や、初めてのフード選びで失敗したくない飼い主さんに特におすすめできます。
  • 適しているケース: 全ての子猫に幅広く対応しますが、特に離乳期~1歳まで一貫して同じフードを与えたい場合に適しています。味にクセが少なくほとんどの猫ちゃんが喜んで食べてくれるため、好き嫌いの多い子や食欲にムラがある子にも試す価値ありです。また、多頭飼いで様々な月齢の子猫がいるご家庭でも、ロイヤルカナン キトンならまとめて栄養管理がしやすいでしょう。
  • 購入先情報: 公式オンラインショップやペットショップ、Amazonや楽天市場などで購入できます。サイズ展開も400gから大容量まで揃っており、子猫の月齢や消費ペースに合わせて選べます。

2. ヒルズ サイエンス・ダイエット〈プロ〉 子猫用 肥満傾向の避妊・去勢後~12ヶ月まで

  • 特徴: ヒルズのサイエンス・ダイエットシリーズは獣医学的見地から設計されたプレミアムフードです。中でもこちらは室内飼育の子猫や避妊去勢後の子猫のために調整された総合栄養食で、高タンパクながら脂肪分を抑え、適切なカロリーに設計されています。抗酸化成分(ビタミンE・Cなど)が科学的根拠に基づき強化されており、子猫本来の健康な免疫力の維持をサポートします。主原料には消化吸収の良いチキンが使用され、子猫の未熟なお腹にも配慮。人工の着色料や香料は無添加で、自然由来の原材料にこだわっているのも安心できるポイントです。粒は小さめの三角形で、生後8週齢くらいからでも食べやすい大きさになっています。
  • おすすめ理由: 獣医師からの信頼が厚いブランドであることが一番の理由です。ヒルズは治療食も手がけるメーカーで、栄養学的な知見が豊富に活かされています。子猫用でも抗酸化剤による免疫ケアなど、将来の健康を考えた処方になっている点が非常に優秀です。また、「プロ」シリーズは動物病院で取り扱いがあるラインで、肥満傾向の猫にも配慮されているため去勢・避妊済みの子猫ちゃんにも安心して与えられます。実際に肥満が気になる子猫に与えて「適正体重を維持できた」「毛艶が良くなった」等の声もあります。匂いも強すぎず室内で扱いやすい点も◎。
  • 適しているケース: 室内飼育で運動量が少なめの子猫や、避妊・去勢手術後に太りやすくなってきた子猫に特に適しています。脂肪分控えめとはいえ子猫に必要な栄養は十分含まれているため、小柄な猫種や食欲旺盛で体重管理が心配な子にも向いています。総合栄養食ですので基本的には全ての子猫に与えられますが、もし極端に痩せ気味・小食な子にはもう少しカロリー密度の高いフードの方が合う場合もあります。その点は獣医師と相談しつつ選ぶと良いでしょう。
  • 購入先情報: 全国の動物病院やペットショップ、ネット通販(Amazon、楽天市場など)で購入可能です。動物病院専売の印象がありますが、一般のショップでも手に入ります。1kg程度の小容量から販売されているため、まずは小さい袋で食いつきを試してみるのもおすすめです。

3. ピュリナ ワン 子ねこ用/妊娠・授乳期の母猫用 チキン

  • 特徴: 手頃な価格と高い品質で人気のピュリナワンシリーズから、1歳までの子猫および妊娠中・授乳期の母猫に対応した総合栄養食です。良質なたんぱく質(チキン等)をたっぷりと配合し、子猫の健全な発育を支えます。成猫用に比べ約14%も多くタンパク質が含まれており、さらにタウリンも強化されて心臓や視力の発達にも配慮。DHAやビタミンAも添加され、脳の発達や免疫機能をサポートします。粒は小さめの平たい円盤状で子猫が噛みやすく、食物繊維の働きで歯垢の蓄積を抑える効果も期待できます。合成着色料・香料無添加で、安全性にも配慮されたフードです。
  • おすすめ理由: コストパフォーマンスの良さが光ります。プレミアムフードはやや高価なものも多い中、ピュリナワンは比較的求めやすい価格帯でありながら栄養バランスは非常に優れています。実際「価格の割に内容が充実している」と専門家からの評価も高く、毎日続けやすいフードと言えるでしょう。また食いつきの良さにも定評があり、「ピュリナワンに変えたら残さず食べるようになった」という声も多く聞かれます。総合栄養食なのでこれ一つでOKですし、湿度の高い日本向けに酸化を防ぐ小分けパック(500g×4袋など)になっている点も使い勝手が良いです。
  • 適しているケース: 良質なフードをできるだけ経済的に続けたい場合に特に適しています。成長期の子猫は食べる量も増えていくため、コスパの良い本品は飼い主さんの強い味方です。また、妊娠・授乳中の母猫にも与えられる高栄養設計のため、出産を控えた成猫や授乳期の母猫がいるご家庭にもまとめて使えるメリットがあります。多頭飼いで子猫用フードの消費が早い場合や、郊外でペットショップが近くになくネット通販主体で購入する場合など、入手しやすく続けやすい点でもおすすめです。
  • 購入先情報: スーパーやホームセンター、ペットショップ、通販サイトなど入手経路が豊富です。特にAmazonや楽天では定期購入割引が利用できることもあり、まとめ買いにも便利です。チキン以外に子猫用サーモン味も展開されているので、好みに合わせて選ぶこともできます。

以上、子猫の餌の与え方の基本とおすすめフードについて詳しく解説しました。子猫の健やかな成長には「適切な回数・量で」「子猫に合った良質なフードを」与えることが何より大切です。最初は戸惑うかもしれませんが、愛情をもって接すれば子猫はすくすく育ってくれることでしょう。「ご飯の時間」は飼い主さんと子猫の大切なコミュニケーションの場でもあります。毎日の食事を通じて絆を深めながら、楽しく健康管理を続けてくださいね。困ったときは無理せず獣医師にも相談しつつ、大切な愛猫とのハッピーな食事時間をお過ごしください!

  • この記事を書いた人
院長

院長

国公立獣医大学卒業→→都内1.5次診療へ勤務→動物病院の院長。臨床10年目の獣医師。 犬と猫の予防医療〜高度医療まで日々様々な診察を行っている。

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