【獣医師が解説】犬が寝ているときに痙攣するけど大丈夫？夢と発作の見分け方について
飼い主にとって、愛犬が眠っているときに突然痙攣する様子はとても心配な事象です。しかし、これがただの夢なのか、それとも何かの疾患の兆候なのかどうか、その見分け方がわからないという方も多いでしょう。本記事では、そんな飼い主の皆さんのために、犬が寝ているときの痙攣の原因と、夢と発作の見分け方について、わかりやすく解説します。
原因
まず、犬が寝ているときに痙攣する原因は大きく分けて2つあります。一つは、犬が深い眠りについているときに見る「レム睡眠」中の夢によるもの。もう一つは、何らかの疾患による発作です。
主な症状
夢による痙攣と発作による痙攣では、その症状に違いがあります。夢による痙攣は、足をバタつかせたり、唸ったり、体を震わせたりする程度で、目覚めるとすぐに落ち着きます。一方、発作による痙攣は、全身が硬直し、意識がなくなったり、失禁や唾液の垂れ流しが見られることがあります。
治療法と対応
犬が寝ているときに痙攣する場合、まずは動物病院で診察を受けることをおすすめします。症状によっては、脳に異常がある可能性も考えられますので、早めの対応が必要です。診察の結果、病気が発覚した場合は専門医の指導に従い、適切な治療を行います。
予防と日常ケア
発作の予防としては、定期的な健康診断を受け、早期発見・早期治療を心がけることが大切です。また、適度な運動とバランスの良い食事、ストレスの軽減も重要です。
おすすめのフードとサプリメント
発作を抑えるためには、犬の食事も重要です。ビタミンB群や魚油などのオメガ3脂肪酸が含まれたフードがおすすめです。また、必要に応じてサプリメントを利用することも考えられます。
まとめ
犬が寝ているときに痙攣する様子は、飼い主にとって心配な事象ですが、その原因と対策を理解することで適切な対応が可能です。何か異常を感じたら、まずは動物病院に連絡し、専門の獣医師の意見を聞くことをおすすめします。
