【獣医師が解説】犬が骨折したかも?足を上げて歩くときの症状と応急処置、治療法について
愛犬が突然、足を上げて歩くようになったら、それは骨折の可能性があります。犬は痛みを我慢する傾向があるので、飼い主自身が異変に気付くことが大切です。この記事では、骨折の原因から症状、治療法、予防までを詳しく解説します。
原因
犬の骨折は、交通事故や高所からの転落、遊びや運動中の事故など、急な力が加わることで起こります。また、老齢犬や栄養不足で骨がもろくなっている場合も、骨折しやすくなります。
主な症状
骨折した場合、犬は足を上げて歩く、または歩行がおぼつかないなどの症状を示します。また、骨折部分に触れると痛がる、食欲不振や元気がないなどの症状もあります。
治療法と対応
もし骨折の可能性があると思ったら、まずは獣医師に連絡しましょう。骨折は専門的な知識と技術を必要とするため、自己判断で処置を行わず、専門家に任せることが重要です。
獣医師は、レントゲンやCTを使って骨折の部位や程度を診断します。骨折の程度によっては、ギプス固定や手術が必要になることもあります。
また、骨折してから治るまでの間、犬が無理な動きをしないように安静にしておくことが重要です。適度な運動は必要ですが、飛び跳ねたり、走ったりすると治療の妨げになります。
予防と日常ケア
骨折予防には、日頃から適度な運動をさせることが重要です。筋肉をつけると骨を守る効果もあります。また、バランスの良い食事を与え、骨が健康に保てるようにすることも大切です。
また、怪我のリスクを減らすためにも、犬が飛び跳ねたり、走り回ったりする際は注意が必要です。特に、小型犬や子犬は骨折しやすいので注意が必要です。
おすすめのフードとサプリメント
骨を強くするためには、カルシウムやビタミンDが豊富なフードを選ぶと良いです。また、グルコサミンやコンドロイチンが含まれるサプリメントも、骨や関節の健康維持に役立ちます。
まとめ
犬の骨折は、予防と早期発見が大切です。愛犬の行動や体調に異変があったら、すぐに獣医師に相談しましょう。また、毎日のケアや食事にも気を付けて、愛犬の健康を守ることが大切です。