【獣医師が解説】犬のホットスポット(急性湿性皮膚炎):急に広がる皮膚のただれと治療法
導入文
愛犬の皮膚が赤くただれていたら、それは「ホットスポット」かもしれません。突然広がる皮膚のただれで、飼い主さんも犬も辛い症状です。この記事でホットスポットの原因や症状、治療法、予防法について詳しく解説します。
原因
ホットスポットは、アレルギーや皮膚のかゆみが原因で犬が舐めたり掻いたりすることで皮膚がただれ、急速に広がる皮膚疾患です。特に湿度の高い季節や、皮膚に湿気がこもりやすい犬種(ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーなど)に多く見られます。
主な症状
ホットスポットは皮膚が赤くただれ、湿疹ができるのが特徴です。初期症状としては、皮膚が赤くなり、そこを犬が舐めたり掻いたりすることが多く見られます。進行すると、皮膚がただれ、毛が抜け、悪臭がするようになります。
治療法と対応
ホットスポットの治療は、まず獣医師による診断が必要です。診断後、皮膚を清潔に保ち、舐めたり掻いたりするのを防ぐためにエリザベスカラー(首輪)をつけることがあります。また、抗生物質やステロイドの使用も考慮されます。
予防と日常ケア
ホットスポットの予防には、まず適切な毛皮のケアが必要です。ブラッシングを行い、皮膚に湿気がこもらないようにすることが大切です。また、アレルギーが原因である場合、アレルギー原因を特定し、それを避けることも重要です。
おすすめのフードとサプリメント
食事は犬の皮膚の健康に大きな影響を与えます。皮膚の健康を保つためには、良質なタンパク質とオメガ3脂肪酸が豊富な食事がおすすめです。サプリメントでは、ビタミンEやビオチンが含まれるものが良いでしょう。
まとめ
ホットスポットは早期発見・早期治療が大切です。愛犬の皮膚の変化に気づいたら、すぐに獣医師に相談しましょう。日々のケアで予防することも忘れずに。