【獣医師解説】犬の口の中に出来物がある！考えられる腫瘍や炎症と受診の目安

【獣医師が解説】犬の口の中に出来物がある！考えられる腫瘍や炎症と受診の目安について

愛犬の口元を覗いてみたら、何か出来物があることに気づきましたか。それはただの口内炎かもしれませんし、もしかしたら腫瘍の可能性もあります。今回は犬の口の中の出来物について、その原因や症状、治療法、そして日常ケアについて解説します。

犬の口の中に出来物ができる原因はいくつかあります。一般的に、それは細菌感染による口内炎、歯周病、腫瘍などが考えられます。また、遺伝的な要素や年齢、食事の内容によっても口の中の状態は変わります。

口の中に出来物がある場合、それに伴って様々な症状が現れます。たとえば、食事を嫌がる、口臭が強くなる、顔や口元をこすりつけるなどの行動が見られます。また、出来物が大きくなり、口を閉じるのが困難になったり、出血したりすることもあります。

まず、口の中に出来物を見つけたら、すぐに動物病院に連れて行くことをおすすめします。獣医師は具体的な症状と出来物の大きさ、位置から、最適な治療方法を提案してくれます。治療方法は病状によりますが、薬物治療や手術が必要な場合もあります。

口の中の出来物を予防するには、日々の口腔ケアが大切です。定期的にブラッシングを行い、歯石を除去することで、口内炎や歯周病を防ぐことができます。また、バランスの良い食事を与えることで、口の中の細菌バランスを整えることも重要です。

口の中の健康を保つためには、バランスの良い食事が大切です。特に、歯を磨く効果があるドライフードや、口の中の細菌バランスを整えるプロバイオティクスを含むサプリメントがおすすめです。

口の中の出来物は、初期段階では自分で気づきにくいものです。しかし、早期発見・早期治療がとても重要です。愛犬の口元に異常を感じたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。そして、日々のケアで口の健康を守ってあげてください。