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【獣医師解説】犬の胃捻転に注意!吐きたそうにするのに吐けないときの症状と緊急対処

【獣医師が解説】犬の胃捻転に注意!吐きたそうにするのに吐けないときの症状と緊急対処

導入文

愛犬が吐きたそうにしているのに、どうしても吐けない…そんな時、一体何が起こっているのでしょうか。実はこれ、犬の胃捻転という重大な病気のサインかもしれません。今回は獣医師の視点から、その原因や症状、そして緊急時の対処方法について詳しくご紹介します。

原因

犬の胃捻転は、大型犬に多く見られる病気で、胃が360度以上回転し、ガスや液体が胃から出られなくなる状態を指します。運動直後の大量給餌や急激な体位変換などが引き金となることが多いです。

主な症状

胃捻転の初期症状としては、吐き気や吐きたそうにするのに吐けない状態、過度の興奮や不安などが見られます。また、体調不良や運動不能、脈拍の上昇なども確認できるでしょう。

治療法と対応

胃捻転は緊急性の高い病気で、すぐに動物病院で診察を受けることが必須です。病院では、まずは胃内のガスや液体を抜き、胃の位置を正常に戻す処置が行われます。その後、手術により胃の位置を固定し、再度の胃捻転を防ぎます。

予防と日常ケア

胃捻転を予防するためには、食事の管理と日常生活の見直しが大切です。一回の食事量を減らし、一日に何回かに分けて与えること、激しい運動は食後2時間は避けること、飲食後の急な体位変換を避けることなどが有効です。

おすすめのフードとサプリメント

胃捻転のリスクを減らすためには、消化しやすく栄養バランスの良いフードを選ぶことが大切です。また、消化を助けるサプリメントを併用することも効果的です。

まとめ

胃捻転は、初期の症状を見逃さないことが大切な病気です。愛犬の異常に気づいたら、すぐに獣医師に相談しましょう。また、日々の生活習慣や食事管理により予防することも忘れずに。

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