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【獣医師解説】犬の膝蓋骨脱臼:小型犬に多い足を引きずる症状の原因と治療法

【獣医師が解説】犬の膝蓋骨脱臼について

愛犬の足元がおかしい、歩き方が変わった、足を引きずるようになった。そんな様子に気付いた飼い主さん、心配ですよね。今回はそんな犬の膝蓋骨脱臼について、詳しく解説していきます。

原因

膝蓋骨脱臼は、犬の膝蓋骨(人間のひざのお皿にあたる部分)が正常な位置からずれる病気です。特に小型犬に多く見られ、遺伝的な要素や成長過程での関節の形状異常などが原因とされています。

主な症状

膝蓋骨脱臼の犬は、足を引きずる、歩行中に足を上げてしまう、跛行(びこう)するなどの症状が現れます。また、脱臼が進行すると足を全くつけない、痛みを示すなど、さらに重度の症状が見られます。

治療法と対応

膝蓋骨脱臼の治療は、軽度であれば経過観察やリハビリの指導、重度であれば手術が必要となります。早期発見・早期治療が大切で、症状が見られたらすぐに動物病院に連絡しましょう。

予防と日常ケア

予防対策としては、適度な運動と適正体重の維持が重要です。特に肥満は関節に負担をかける原因となるため、日々の食事管理に気をつけましょう。また、定期的な健康診断を受けることで早期発見につながります。

おすすめのフードとサプリメント

関節の健康をサポートするフードやサプリメントも存在します。グルコサミンやコンドロイチンといった関節の構成成分を補給するもの、オメガ3脂肪酸を含むものなど、愛犬の状態に合わせて選ぶと良いでしょう。

まとめ

膝蓋骨脱臼は、早期発見・早期治療が非常に重要です。愛犬の足元に異変を感じたら、すぐに動物病院へご相談ください。愛犬の健康を守るため、飼い主さん自身がより知識を深め、日々のケアに生かしていきましょう。

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