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【獣医師解説】犬の炎症性腸疾患(IBD):慢性的な下痢・嘔吐に潜む難治性の腸の病気

【獣医師が解説】犬の炎症性腸疾患(IBD):慢性的な下痢・嘔吐に潜む難治性の腸の病気

導入文

愛犬が頻繁に下痢や嘔吐を繰り返すと、飼い主さんは心配になりますよね。その背後には、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)という難治性の腸の病気が潜んでいることがあります。

原因

IBDの原因は、免疫異常が関与し腸壁が過剰に炎症を起こすことで起こります。また、食事や感染症、ストレスなどがトリガーとなり、症状が悪化することもあります。

主な症状

IBDの主な症状は、慢性的な下痢や嘔吐です。食欲不振や体重減少、腹痛も見られます。これらの症状が続く場合、早めの獣医師の診察をお勧めします。

治療法と対応

IBDの診断には、血液検査や超音波検査、内視鏡検査などが行われます。治療法は、症状の重さや原因により異なりますが、ステロイドや免疫抑制剤の投与、食事療法などがあります。

予防と日常ケア

IBDを予防するためには、愛犬の食事や環境を整え、ストレスを避けることが大切です。また、定期的な健康診断を受けることで早期発見・早期治療につながります。

おすすめのフードとサプリメント

IBDの犬には、消化吸収しやすく、アレルギーを引き起こしにくい食事が推奨されます。また、プロバイオティクスやオメガ3脂肪酸などのサプリメントも効果的です。

まとめ

IBDは愛犬の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。しかし、早期発見と適切な治療で症状は改善可能です。何か違和感を感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

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